2022年2月13日日曜日

Wes Mongomery / Road Song


 Verveレコード時代の作品で、プロデューサーは Creed Taylor(クリード・テイラー)で、白人へのセールス的な音楽のビジョンを持っていた才能あふれる人らしい。そんな Creed Taylor プロデュースは、私の手持ちの前作は1967年の「A Day In The Life」からイージー・リスニング路線となっています。パーソネルにもあるようにアルバムは、オーケストラも入れた大人数の編成であります。ウェスは全く譜面が読めない人だったので、このような録音の場合はウェスにコンボで好きに演奏させ、その録音にビッグバンドをオーバーダブするという方法とのこと。おそらくこの録音も、そのような手法で作られたものと思われます。


 そして本作は、よりポップにイージーリスニング傾向のアルバムとなっています。イエスタデイ、フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンのほかグリーンスリーブスなどの名曲のカバーされていて親しみやすい内容で、セールス的にも成功したアルバムとのことです。しかし非常にウエスらしいギターが聴けるアルバムではありますが、あまりにポップで最初に聴いた時には私的には戸惑いはありました。しかし、わかりやすいアレンジと彼のオクターブ奏法をこのアルバムを聴いてマネしようとしたギター小僧は多かったものとは思われます。
 ウエスはこのアルバムの録音後、数ヶ月で43才の若さで急逝してしまいますが、長生きしていたらコンテンポラリーの世界にもっと進出してたのだろうかとか思いを巡らせるアルバムでもありますね🎵

guitar : Wes Montgomery
piano : Hank Jones , Herbie Hancock 
bass : Richard Davis 
drums : Ed Shaughnessy, Grady Tate
percussion : Jack Jennings , Ray Barretto 
trumpet : Bernie Glow, Marvin Stamm
trombone : Paul Faulise , Wayne Andre
clarinet : Don Ashworth, George Marge, Stan Webb 
french horn : James Buffington
english horn : Don Ashworth
flute : Don Ashworth , Don Hammond  George Marge 
Harvey Estrin, Stan Webb 
recorder : Bernard Krainis , Don Ashworth, Don Hammond , Eric Leber , Harvey Estrin , Morris Newman , Shelley Grushkin, Stan Webb 
violin : Bernard Eichen, Charles Libove, Marvin Morganstern, Tosha Samaroff 
viola : Emanuel Vardi
cello : Alan Shulman, Charles McCracken, George Ricci
oboe : Don Ashworth, George Marge, Stan Webb
harpsichord : Eric Leber, Hank Jones, Sivert Johnson Jr.
bassoon : Morris Newman, Walter Kane

arranged By : Don Sebesky

producer : Creed Taylor

1. Road Song
2. Greensleeves
3. Fly Me To The Moon
4. Yesterday
5. I'll Be Back
6. Scarborough Fair
7. Green Leaves Of Summer
8. Serene
9. Where Have All The Flowers Gone?





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