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2023年9月29日金曜日

David Sanborn


 Taking Off に続くサンボーン2枚目は自身の名前がアルバム名。邦題は「メロー・サンボーン」となっています。サウンド的には、それほどメローではなくファンク、ソウル系が色濃い作品となっています。発売は当然、Warner Records で、プロデューサーは レコーディング・エンジニア、ミュージシャン、作曲家の Phil Ramone で、どちらかと言えばポップス、ロック、ブルース系の方のようです。私のサンボーン遍歴はマーカス色が濃くなって洗練されたサウンドになっていた頃の Straight to The Heart で始まり、次いで A Change Of Heart から始まっているので、このソウル色の強い、このアルバムは結構新鮮に聴けました。マーカスはいませんが Hiram Bullock は、このアルバムから参加しています。注意して聴いていましたが、この頃は未だ自己主張は少な目で、あのクリーントーンのギターの音ではありません。名曲「Smile」はボーカル入りで、このアルバムが原点というのも忘れてはいけない点ですね。サンボーンと言えば色男のイメージですが、ジャケットの裏写真は指名手配犯のような目つきの悪さです。


 さて、レビューです。レトロ・ファンクのようなサウンドで始まるのは Indio です。改めて聴き直すとファズを少し効かせたバッキング・ギターから、サビでの裏の取り方がトリッキーなカッティング・ギターなどハイラムは中々手の込んだギターを主張控えめにやっています。サンボーンのサックスはこの頃から完成されたサウンドと構成ですが少し黒さが濃いでしょうか。そして、あの名曲 Smile です。作曲者は C. Perkinson と言う方の作品で、元曲を探してみましたが残念ながら見つかりません。Mamacita は、歌物でもおかしくない完全にファンクです。昔風のエレピがカッコイイですね。Herbs は年代物の感じがするワウを効かせたギターが印象的。サックスとはもる女性のバッキング・ボーカルも昔風。力強いドラムとベースに合わせて歌うサンボーンのサックスも心地よし。Concrete Boogie も、ミドルテンポのソウル・パターン。アルトの音でしゃくるような音でのサンボーンのサックスはソロを吹きまくらなくても魅力的です。I Do It For Your Love ここで Richard Tee が登場です。短めの2分51秒は、サンボーンとのデュオのバラードとなっておりノリノリ・ナンバーでは無いところがやってくれますね。Sophisticated Squaw は、ファンク・ナンバーに戻ります。最後の 7th Ave とこの曲は、ドラムの Victor Lewis の作曲となっています。7th Ave では最後のギターソロがハイラムらしからぬテクニカルで軽めの音で珍しい。
 大好きなサンボーンの軌跡の一枚であり、黒さを前面に出した作風は良しです🎵
 
sax, flute : David Sanborn
keyboards : Rosalinda DeLeon (1-5,7-8)、Richard Tee (6)
guitar : Hiram Bullock
bass : Herb Bushler
drums : Victor Lewis
percussion : Jumma Santos

produced by Phil Ramone

This album is dedicated to Jonathan Sanborn.
Recorded at A&R Studios, N.Y.C.

1. Indio
2. Smile
3. Mamacita
4. Herbs
5. Concrete Boogie
6. I Do It For Your Love
7. Sophisticated Squaw
8. 7th Ave.

Indio

Smile



  

2021年6月10日木曜日

本日のCD The Brecker Brothers ♪ Heavy Metal Be Bop


 無人島に一枚だけCDを持っていって良いとしたら? 私は David Sanborn / Straight to The Heart なんですが、10枚でもいいよってなったら確実にランクインの一枚です。
 1曲目の East Rive rのみスタジオ録音で、以降はライブ録音の 伝説的名盤です。お気に入りの曲は、なんといっても Some Skunk Funk 🎵 メカニカルなテーマのフレーズはフュージョンなのだがロックでポップ。さらにこのヘビーメタル的なタイトなサウンドに、トランペットにエフェクターをかけ、さらにメカニカルなテナーサックスのアドリブが暴れまくる。また、超絶技巧のTerry Bozzioのドラムがかなりロック寄りでメンバーを煽りまくっています。
 思い出も深い曲で、大学ジャズ研で「この曲やりたいよね」と夏合宿でをひと夏練習しましたのが Some Skunk Funk 。でも大変でしたこの曲。早い、細かい、激しい、誰かがバンド譜を調達してきましたが、この手の曲なのでギターにはタブは付いていませんし、音符がいっぱい書いてあります。いやいや楽しかったです。
 そして、その後の学園祭ライブではこの曲で燃えあがりました。大きなホールではなく教室で人数多めでやっていたら、漏れた音からドンドン人が入ってきて「ここはジャズ研?これは?ジャズ?ロック?」状態でした。みている人も楽しかったようですが、やっているほうはもっと楽しい。演奏中は興奮しすぎていたようでライブが終わったら脱力感が一挙に襲ってきてへたり込みました。あんなことは前にも先にもなかったですね。いやいや、青春の思い出の曲です。

tenor sax : Michael Brecker
trumpet , keyboards : Randy Brecker
guitar : Barry Finnerty
bass, lead vocals : Neil Jason
drums, backing Vocals : Terry Bozzio

1. East River
backing vocals : Jeff Schoen, Roy Herring
handclaps : Michael Brecker, Randy Brecker
organ (Fender Rhodes) : Paul Schaeffer
tambourine : Victoria
2. Inside Out
3. Some Skunk Funk
4. Sponge
5. Funky Sea, Funky Dew
6. Squids




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2021年6月7日月曜日

本日のCD Edgar Jones & Friends ♪ The Masked Marauder


 「スライ度高いです」私が札幌勤務時代に当時桑園にあった古本屋さんのBEABERS BOOKSで購入したものです。当時週に3回は飲んでいた Soul & Spice の音楽好きマスターから教えてもらった店で、なぜかソウル・ファンク系を売りに来るお客さんが多いのか、仕入れルートからジャンル選んで仕入れているのか中々の充実ぶりで結構な頻度で行ってました。中身がいい奴は高くて、あの値段のつけ方も面白かったですね。全て聞いてから書かれるこの店主様の帯に書かれたお勧めポイントには絶大な信頼感があり、このCDも「スライ度高いです!」の店主の書いた帯に魅かれての購入でした。
 帯の記述通り、スライっぽい曲が出だし続きポップに聞こえるのもありながら Seven Years なんかはまるでカーティスです。全体を通して聞くとマイナーなアートっぽい感じがして、宅録っぽい音源が多く、そこらへんの音作りの雰囲気がスライだし、何かが頭にひっかかる気になるアルバム。
 このEdgar Jones(エドガー・ジョンズ)どんな人なのか? 90年代初頭に活躍したイギリスのガレージ・トリオ・バンド、The Stairs(ザ・ステアーズ)のリーダーでベーシスト、ボーカリスト。2006年からソロ活動となり、英国リヴァプール出身で地元DJでは人気が高かたとのこと。つまりは一般的にはあまり知られていないレア・グルーブで良いでしょうかね。
 録音メンバーにM.Mが記載してります。「The Masked Marauder」の略でこのアルバムのタイトル名でもあります。おそらく低音系の黒人系ボーカルが、Edgar Jones & Friendsの Friends なのかと思われます。ちなみに Masked Marauder は1965年ぐらいのアメコミのヒーローのようです。


 謎の人物ですね🎵 

詳細は推測の域なので、知っている方の情報求む!!

1. HMMM!
bass : Klaus German Bloke
drums : Karl (Real Drummer) Penny
guitar, vocals, xylophone : M.M(The Masked Marauder)

2. All The Things You Are
bass : Klaus German Bloke
keyboards : Robert Stwinger
tenor sax : Mike (Mikey Baby) Smith
vocals, guitar : M.M(The Masked Marauder)

3. Maybe Sometimes
lead Vocals : M.M(The Masked Marauder)
performer (everything else) : Edgar Jones

4. Aren’t You Happy?
performer (all instruments + vocals) : M.M(The Masked Marauder)

5. More Soothing Music For Stray Cats
bass, guitar : Edgar Jones
drums : Karl Penney
effects (Overuse Of Effects) : M.M(The Masked Marauder)
trumpet : Martin Smith

6. Sunshine
bass, guitar, vocals : M.M(The Masked Marauder)
drum programming : Trefor Jones
effects (Overuse Of Effects) : Edgar Jones
keyboards : Rob Stringer
tenor sax : Austin Murphy

7. It’s Great To Be Straight With One Another
backing vocals : Edgar Jones
organ (Hammond), clavinet : Rob Stringer
vocals : M.M(The Masked Marauder)

8. Seven Years
drums : Karl Penney
guitar : Jamie Backhouse
sax : Mike Smith
vocals, bass : M.M(The Masked Marauder)

9. Talk About It
performer (everything else) : Edgar Jones
xylophone : The Masked Marauder

10. The Same
guitar, bass, vocals : M.M(The Masked Marauder)
keyboards : Rob Stringer
percussion : Vince

11. Once There Was A Time
bass : Edgar Jones
drums : Karl Penney
guitar : Jamie Backhouse
keyboards : Rob Stringer
vocals : M.M(The Masked Marauder)

12. Lil' Duke Medley
13. Maybe Sometimes (All The Way)




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2021年5月11日火曜日

本日のCD Jaco Pastorius ♪ Live In New York City Vol Two


 1992年リリース「Live in New York」シリーズの第二弾で、ブートレグらしく音はチープ。そしてハイラムが目立ちすぎでお調子者すぎないか?と思われる方はいると思いますが、私の大好物はハイラムでもあるので、この共演は単純に楽しいです。
 たぶんハイラムは本音ではロック・スターみたいな存在になりたかったんだけどロック・スターはいっぱいいるから、こちらフュージョンの世界で楽しいことをやってたんだと思ってるんですが、このアルバムでも、そのハイラム節が全開です。
 出だしがWipe Outってのもやってくれます。そんな気分で楽しくやろうぜって気分にさせてくれます。だから少々雑な感じの演奏も勢いで乗り切ってきれています。
 私的には硬質なハイラムのギターとの出だしユニゾンのTeen Townはジャコとの息もぴったりでゾクゾクしますし、そこからのハイラムのリバーブが効いた幻想的なギターのセカンド・テーマも好きですし、歪ませ好きなジャコがドンドン攻撃的に攻めてくるのもホント好きです。Son Of Creeper、Cissy Strut なんかは思い付き程度にやってる感じはしますが、ハイラムとの共演だからこその展開ですし、なによりもやっている本人たちが面白がっているのが凄くよくわかる。そして最後のオルガンをジャコがやってるThree Views of a Secretは出来が良いとは決して言えないんですが好きなんですよね。このアルバム。

electric bass : Jaco Pastorius
electric guitar : Hiram Bullock
drums : Kenwood Dennard

1. Wipe Out
2. Straight Life
3. I Shot The Sheriff
4. Teen Town
5. Dear Prudence
6. Ode To Billie Joe
7. Continuum
8. Son Of Creeper
9. Cissy Strut
10. Three Views Of A Secret





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2021年7月19日月曜日

本日のCD Chris Daniels & The Kings ♪ is My Love Enough


 多分ブルースに凝って買い漁っていた時期にタワーレコードかなんかで購入したんだと思います。いかにもアメリカンなひたすら明るいファンク色の強いジャンプ・ブルースを基調としたブルース・ロックで楽し気な雰囲気はジャケのイラスト通り。ただこの人については情報は余り出ていないのでWikiだよりです。
 Chris Danielsはコロラド初のジャムバンドと呼ばれたキングスのバンドリーダーで「コロラド音楽のアイコン」と言われる人とあります。バンドは14枚のアルバムをリリースし、米国でのツアーや21か国ののヨーロッパツアーをやっていたり、バンド名義でのブルースフェスを経歴から見れば日本人の私がマイナーと思っていても、結構なメジャー級なかたです。若い頃に組んでいたバンドのメンバーではニューヨークドールズのボーカルのデヴィッド・ヨハンセンもいたとのことで、こちらは超メジャー級。
 経歴を読んでいくと中々のインテリで、音楽活動をやっていたもののバークリー音楽大学とマカレスター大学に通ったとあり、1995年から2000年までスワローヒル音楽協会の事務局長を務め2002年にアラパホ・コミュニティカレッジの非常勤教授となり、コロラド大学デンバー校の学部に加わり、音楽ビジネスプログラムのエリアヘッドを務めているとあります。やっている音楽もきっちりしていますが、セールス的な成功ではなく音楽を職業とすることでも成功をつかんだ人であることが伺えます。

guitar, vocal : Chris Daniels
drums : S.Watson Soell
bass : Kevin Lege
sax : Philip Mcclard
sax fluite : Carlos
trumpet : Forrest Means

1. Jackhammer
2. Is My Love Enough
3. Addin' Up
4. Hip & Thigh
5. Congo Square
6. Stealin' Candy
7. Three Straight Days Of Rain
8. Somebody's Messin'
9. Not Dead Yet
10. That's Why They Call It A Party
11. Sing Sing Sing
12. The Heart Of Saturday Night





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