Time To Testify の楽曲を中心に、従来のヒット曲を収録したスタジオ盤とは一味違った熱気のある演奏が聴けるライブ・アルバムです。ジャズ+ファンク+ロックと好きなことをやればこうなる。私の大好物がそろったサウンドです。何とカッコ良く気持ち良いことか。
そして発売元は Genki Bros という日本のレーベルということに改めて聴いていて気づき調べました。どうやらウェブ、携帯電話、ビデオなどのデザインやプロモーションを手掛ける会社で音楽は事業紹介に書かれていません。クリエイティブなことは何でもやるみたいな会社(集団?)なようです。Silver Bullet At Motion Blue Yokohama もこのレーベルから発売されています。
UK発で兄ダンと弟リチャードの Baker Brothers、Chris Pedleys(クリス・ペドリー)のトリオ編成としてスタートし、サブ・メンバーとして、サックスの Paul Young(ポール・ヤング)がサポート。2010年にダンは脱退し、新ギタリストにGeoff Lai(ジェフ・レイ)2011年にはリチャードも脱退。このアルバムは2011年録音で、翌年発売ということでブラザーズはもういないのですが、まあいいか、そんなもんか。公式ページ を見ていたら解散はしていないようですが、活動もしていないようです。
さて、レビューです。 Intro はサウンド・チェックをしながらのジャム、そして Feeding Freddie に直ぐに入ります。このブラスのパターン、タイトなリズム隊の流れは大好きなパターンで、自分で作った打ち込み曲は、かなり影響されているのを感じます。Painting Pictures は、ボーカル入りの少しひねったリズム・パターンのファンクでよく考えられた名曲。Once I Had A Friend は、お馴染みのリフが聞こえたが?と思ったら、いきなりのドラムソロが始まり、ソウルっぽいノリの良いファンクが始まりまり、バンドとしてかなり完成されていることを感じる演奏になっています。跳ねるリズムがたまりません。Pieces Of The Puzzle ギターのリフが天才的にかっこよい曲です。中東系の音階を使っているのもアイデアの勝利。The Young Patter これも音飛びの激しい Pieces Of The Puzzle と同じようなパターンのアルペジオが曲にスリリングさを与えていて且つサウンドはジャムバンド的でカッコ良い。Decision Time は幻想的に短めに、メドレーのように Make Your Move でジェット・コースターのような音の洪水。そして Roll It で、少しクールダウン。 Stick Up で、少し上げてきます。シングルノートのギター・リフが天才的にかっこよい Maid Of Mars は、ジャム的なスリリングなインスト、サックスのソロがまた素晴らしい。Genki Strut は、レーベルの Genki Bros の文字をとっているのでしょうか。これも骨太系インスト・ファンク。Snap Back は、歌物ファンクですがロックっぽいテイストです。Patience もロックっぽいヤツですが、しんみりとするコード進行が好きな曲です。最後の Givson はお馴染みのナンバーのゴリゴリとしたヤツで大好きな曲。気分を上げてくれる曲です。
今からいつもの行きつけ「おでんバー」に行こうと思います。基本的に未試聴のアルバムを持って行きますが、今日はこれも1枚しのばせていきます。でっかい音でガツンと聴きたい気分になってきました🎵
guitar lead vocals : Geoff Lai
bass vocals: Chris Pedleys
drums backing vocals : Ted Carrasco
sax : Paul Young
trumpet keyboads : Scott Baylis
producer : Chris Pedley
1. Intro
2. Feeding Freddie
3. Painting Pictures
4. Once I Had A Friend
5. Pieces Of The Puzzle
6. The Young Patter
7. Decision Time
8. Make Your Move
9. Roll It
10. Stick Up
11. Maid Of Mars
12. Genki Strut
13. Snap Back
14. Patience
15. Givson
▶ Time To Testify PV
▶ Make Your Move
▶ Snap Back