これも、私がアシッドジャズにはまるきっかけのコンピで、思い出深いかなりの愛聴盤です。基本的にオムニバスは、ほぼレーベルの企画者と聴き手である自分の相性であり、感性が一致すればお買い得であり、自分の聴く音楽の幅を広げる良いきっかけとなる典型で、その点でばっちりとハマった作品です。
レーベルは Triad という Nippon Columbia の子会社です。「1981年5月、レコード会社外から優れた才能を有した制作スタッフを積極的に起用、自由で個性的な制作集団を目指し、日本コロムビア内のレーベルとして発足した。その第一弾として、当時チューリップの財津和夫氏を外部プロデューサーとして迎えていた。「TRIAD」とは、三つの和音を表す言葉で、当時ではまだ珍しかったサウンドプロデューサーを起用し、アーティスト、メーカーの三者が三位一体となってヒット作りを目指すことを示している。その後、1992年にTHE YELLOW MONKEY、1996年にTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTを始め、数多くのバンドが同レーベルよりデビューし、日本有数のロックレーベル「TRIAD」を築き上げた。」とのこと。
多分試聴して気に入ったから購入したんだとは思いますが、間違いなく購入当時に日本のアシッド・ジャズバンドのコンピだとは気づいてはいませんでした。ジャケットデザインも凝っていて曲名が缶バッジ風になっているのが素敵です。こういうところで、丁寧に作ったのか寄せ集めただけなのかというのもわかります。
このアルバムの発売は1993年で、再販が1995年と書いてありますのでそこそこは売れたんでしょう。こういうのは、もっと流行って欲しいもんで、知らないだけで日本の音楽シーンも素晴らしい進化をしています。三味線と英語ラップのLafura & Paul Jackson「Ice Breaker」なんかは日本じゃなくて世界を意識してるんだろうなとニヤリ🎵
1. Cub / Driv
2. Soulmat / Peaceful Morning (La-La's Song)
3. Escalators / Togetherness
4. Cycle / Quiet Blue
5. Lafura & Paul Jackson / Ice Breaker
6. J-Squad / Spy Hole
7. Little Big Bee / Sunshine
8. The Apollo's / Cool Swing
9. Labeija / Ball Of The X.T.C.
10. Hot Juice / Who Made You Believe So
producer : S-Ken