2019年6月16日日曜日

蜜蜂と遠来 上 恩田陸


ピアノコンクールに出場するコンテスタント、審査員

それぞれにピアノに対してかけてきた重みと人生
審査する側の音楽への対峙

様々な思いに引き込まれていきます

私も音楽を愛するものではありますが
これほどまでに考えたことはありません

ピアノという楽器が奏でる音楽は
確かに他とは違う何かがあります

他の楽器とアンサンブルすることもありますが
基本は独奏のイメージです

確かにクラシックのソロピアニストで
プロになることは難しく
そのためにはコンテストでの受賞歴などは重要であり
コンテストの演奏でファンを獲得することは重要なのでしょう

それだけに、どれだけ多くの人の時間を使い
費用が費やされることか

ということがこの小説で良く伝わってきます

クラシックピアノの
人による演奏の違い、じっくり聞いてみたくなりました

後半部分の第一次予選では
目頭が熱くなるものもあり引き込まれています

上を読み終わりましたが余韻あり
下が楽しみ


本日のCD David Sanborn / Hearsay


 1994年のリリースで、Marcus Miller(マーカス・ミラー)プロデュースの、最後のファンキー路線フュージョンの名作で、この路線で大御所となっていた頃で、人気の一枚かと思います。アクが強かったからか Hiram Bullock は、この作品では1曲も参加せずです。
 切れ味が良いというか、軽快でセンスが良い作品で、Upfront (1992)、The Best Of David Sanborn からの Hearsay の発売で、この後の Pearls (1995) あたりからジャズ回帰し始めるので、フュージョン時代の終わりとなる作品でもあります🎶🎷
alto sax : David Sanborn
bass, guitar (7) : Marcus Miller
keyboad : Ricky Peterson
synthesizer: Jason Miles
guitar : William "Spaceman" Patterson 
drums : Steve Jordan 
percussion : Don Alias

guitar: Robben Ford (solo 3)
guitar : Dean Brown (1)
tenor sax : John Purcell (2, 3, 7, 8), Lenny Pickett (1, 4, 8, 9)
trumpet : Earl Gardner (1, 4, 8, 9), Michael "Patches" Stewart (2, 3, 7, 8)
english horn : John Paurcell (6)

producer : Marcus Miller
recorded at Power Station

1. Savanna
2. The Long Goodbye
3. Little Face
4. Got To Give It Up
5. Jaws
6. Mirage
7. Big Foot
8. Back To Memphis
9. Ojiji



  

本日のCD James Blood Ulmer ♪ Blues Preacher


ブルースに凝った時期にタワレコで帯を見て買いました
実は購入当時あまり好みのタイプの音では無かったため
ほぼ聴かずに放置していました

購入当時が新譜だったかは定かではありませんが
1994年発売なので、最長25年放置ですね

久しぶりに聞いた感想は・・
食べ物と同じで音楽の趣向も歳とともに変化します
結構いけます

でも歌い方や声質に、クセはあり
好みは分かれるところですね

ギターはジャリジャリしてて
ジャズコーラスにそのままギターをつないで
ミドルとベース下げてペラペラにした感じです
って書いていると心底は好きな音ではないのかな

気になったのは 「Jazz Is The Teacher」
Jazz is the teacher
Funk is the preacher
Tell 'em for me yeah, early in the morning
・・・・
You just got the blues, you see
ジャズは教師、ファンクは伝道師
と歌っているがジャズでもファンクでもないドブルース
アルバムはブルースの伝道師 まあ、いいか

と思っていたら
youTubeで原曲と思われるバージョン発見
ああ、ファンクだ!

guitar, vocals : James Blood Ulmer
guitar : Ronald Drayton
bass : Mark E Peterson
drums : Aubrey Dayle
keyboards : Delmar Brown

Cheering
Alone To Wonder
Let Me Take You Home
Who Let The Cat Out Of The Bag?
Jazz Is The Teacher
Justice For Us All
Nobody But You
Blues Alnight
Get Up
Angel

Jazz Is The Teacher
ファンクバージョン


右手はサムピックなしで親指だけで弾いてらっしゃる
結構 特殊な弾き方ですね

2019年6月15日土曜日

本日のCD Take 6 ♪ Brothers


1曲目はアースのシング・ア・ソング
モーリスホワイト、フィリップベイリー
どちらのコピーかは不明ですが、歌いまわしまでやってます
イントロのラッパのうねりも
好きなんですね。 私も好きです

Sing A Song
You Don't Have To Be Afraid
I'll Be There
Delilah
Chance Of A Lifetime
Can't Stop Thinking 'Bout You
Jesus Makes Me Happy
We Don't Have To Cry
Do Right
Don't Let Go



2019年6月12日水曜日

ほぼ命がけ サメ図鑑 沼口麻子


いかにも、そそります
古本屋で見つけちゃいましたが読んでいませんでした
私読む予定本のタワーが出来ています

そこにこれも眠っていたわけです
図鑑と名前を付けてはいますが
図鑑+随筆+「サメ愛」

マニアの心理が見れる、このような本は
どんな世界なのかワクワクします

シャークジャーナリストを名乗り
シャーキビリティ(サメに対する知識や熱い気持ち)
なる造語まで作成し
自らサメとともに泳ぎ、食べる

マツコの知られざる世界にも出ていて
弟子が全国に随分いることも見てました

映画ジョーズで
偏見に満ちた捉え方をされるように
なってしまったサメの地位を変えるために
愛を語る 沼口麻子 さん

これは面白い!

ゴールド免許ならず 無念!


運転免許更新のお知らせが届きました

今度こそ人生初の「ゴールド」のはず!
と思っていたら

講習区分「一般」 更新後の有効期限「5年」

??

最終違反は「平成26年9月4日」でした・・

講習区分は
「誕生日の40日前から5年以内の無事故・無違反」
で決定なので
3カ月ほど足りず

無念・・・・・

①免許の有効期限、更新期間が5年間と長くなる。
②運転免許更新時の講習が1時間→30分
③更新費用も3,300円→3,000円へ割引
④最寄りの警察署や、管轄の免許センターでも更新可能

④が最大の魅力です

道のりは、あと5年か 長いなあ

2019年6月10日月曜日

本日のCD Funkadelic ♪ Music For Your Mother Funcadelic 45s


最初に買ったファンカデリックです
1968年から1976年までのWestbound Records 在籍時の
シングルリリースを中心に曲を集めたコンピレーション

ゴスペル調、昔のソウル風、ブルースなどの曲も多数収録されていて
以降のアルバムは変態で混沌ばかりなので
それに慣れてくると
今、改めて聞くとこのアルバムは新鮮ですね

何よりシングル集めているんで
1曲がほぼ5分以内と短くダラダラ長尺のソロがない
ビックリです

【DISC1】
Music For My Mother
Music For My Mother (Instrumental)
Cant't Shake It Loose
As Good As I Can Feel
I'll Bet You
Qualify And Satisfy
Open Our Eyes
I Got A Thing, You Got A Thing, Everybody Got A Thing
Fish, Chips And Sweat
I Wanna Know If It's Good To You
I Wanna Know If It's Good To You (Instrumental)
You And Your Folks, Me And My Folks
Funky Dollar Bill
Can You Get To That
Back In Our Minds
I Miss My Baby

【DISC2】
Baby I Owe You Something
Hit It And Quit It
A Whole Lot Of Bs
Loose Booty
A Joyful Process
Cosmic Slop
If You Don't Like The Effects, Don't Produce The Cause
Standing On The Verge Of Getting It On
Jimmy's Got A Little Bit Of Bitch In Him
Red Hot Mama
Vital Juices
Better By The Pound
Stuffs And Things
Let's Take It To The Stage
Biological Speculation
Undisco Kidd
How Do You Yeaw View You


I Wanna Know If It's Good To You
普通にファンクするとビックリしてしまいますがな

東京島 桐野夏生


極限状態での人間模様
男と女

40代後半で肥満の清子だが
生存者のなかで唯一の女性というだけで崇められ、
20代の男たちとセックスに興じる
白豚と呼ばれても女を武器にするところが
エロいようで、ここがエロくない
使えるものは何でも使う
人間の悪意も見え隠れして結構面白かったですね

谷崎潤一郎文学賞受賞をしているとのこと

サイパン島の北方にあったアナタハン島で実際に起った話
元ネタらしいです

2019年6月9日日曜日

本日のCD P Funk All Stars ♪ Urban Dancefloor Guerillas


80年代P-FUNKの大傑作と言われるアルバムでP-FUNK軍団総出演
混沌ではなく、クラシックなソウルもあって
さあP-FUNK聴くか、と身構えて聴くと少し拍子抜ける

「Hydraulic Pump」はスライストーンとの共作
「Copy Cat」はミャミャミャミャー♪のコーラス

Generator Pop
Acupuncture
One Of Those Summers
Catch A Keeper
Pumpin' It Up
Copy Cat
Hydraulic Pump
Pumpin' It Up (Reprise)


福岡で見つけたカップ麺

私の仕事は全国の美味しいものを販売する
食品の通信販売なので
出張は多め

6月は九州は福岡と熊本に続けて出張だったので
仕事とかは関係なしで
何かご当地食材は無いか?

といつものように福岡でコンビニを物色

「おにぎり」「パン」などはここはご当地は無し



カップ麺はありました
見たことないヤツ

左は「サンポー食品」の「焼豚ラーメン」
とんこつ味で1978年から発売しているようです

昔のカップ麺という感じの
シンプルでチープな味が美味しい

故郷の味として刷り込まれている人も多い系
のような気がします

右は「明星食品」の「大砲ラーメン」
久留米のご当地ラーメンらしい
「呼び戻しスープ」「たまご麺」「カリカリ背脂」を再現とあります
これは未だ実食していないので楽しみ

ただ製造は埼玉工場となっていますので
販売は九州だけではないかもしれませんね



2019年6月7日金曜日

本日のCD Funkadelic ♪ Uncle Jam Wants You


珍しく普通のジャケットだなと思っていたら
そうでもないようで
ブラックパンサー・リーダーのHuey Newtonの写真をもじったものであるらしい
その内容は、Blackbyrd McKnight 
プログレッシブ・ファンク・ロック・ブログさんが書かれています
また、Uncle Samとは一般的にアメリカ政府のことを指し
“Uncle Jam Wants You”は“Uncle Sam Wants You”をもじったもの
とも書かれています
なるほど、ジャケット裏面はRescueDanceMusicのイラストも

サウンドは"One Nation Under A Groove"の延長上
好きなサウンドですが、インパクト重視というところでは
やや物足りないか?

guitar : Dewayne McKnight, Glen Goins, William Collins
Eddie "Maggot Brain" Hazel, Gary "DoWop" Shider,
Michael "Kidd Funkadelic" Hampton
vocals : Dawn Silva, Gary "DoWop" Shider, Uncle Jam Clinton, Greg Thomas, Jeanette McGruder, Larry "Sir Nose" Heckstall*, Michael "Clip" Payne*, Ray "Stingray" Davis*, Ron "Prophet" Ford*, Sheila Horne
backing vocals : Greg Boyer, James Wesley, Gerome Rogers, Jessica Cleaves,
Lige Curry, Linda Brown, Mallia Franklin, Philippe Wynne
bass : Billy Nelson, Jeff Bunn, William Collins
Cordell "Boogie" Mosson, Rodney "Skeet" Curtis
drums : Dennis Chambers, Tiki Fulwood, William Collins
 Larry Fratangelo, Tyrone "Speedfeet" Lampkin
keyboards : Gary Hudgins, Gerome Rogers, Juni Morrison
 Bernie (U.S.S. Woo!) Worrell, J.S. y" Clinton

Freak Of The Week
(Not Just) Knee Deep
Uncle Jam
Field Maneuvers
Holly Wants To Go To California
Foot Soldiers (Star-Spangled Funky)


Freak of the Week

2019年6月5日水曜日

飛行機のリクライニングシート倒しますか?

飛行機に乗るたびに思う不思議です

新幹線で移動するときは
リクライニングシートを軽く倒してくつろぎますよね

でも、飛行機の場合は国内線では
倒している人を見たことがありません

私は乗り物で移動の際には寝るタイプの人なんで
倒して寝たいんですが
誰も倒していないので気が弱いため倒す勇気がありません

そこでググって見ると記事はいっぱいあります

驚いたことに、ほぼ皆さん「軽くリクライニングする」でしたが
国内線でリクライニングをしている人を見かけること
自体少ないと思うんですが・・


で、「なぜ倒さないか?」という心理については
CAの人のブログ「DOCCA」で考察されていました

日本人のお客様は、
ご自身が背もたれを倒していらっしゃらないので
前の人にも倒してほしくないという主張

外国では倒す文化らしいので日本人独特のようです

明日は羽田→福岡です

倒してみるかな、いや倒す勇気はないんだろうな

本日のCD Charlie Haden - Jim Hall


1990年7月2日 カナダのモントリオール・ジャズ・フェスティバル
ちなみに、この録音の収録時
チャーリー・ヘイデン52歳
ジム・ホール59歳

2014年発売なのでジム・ホールが無くなった翌年
チャーリー・ヘイデンもその年に亡くなる追悼発売でした

二人での演奏であるので、お互いの音に耳を傾け
その音に対して反応する
ピンと張りつめた空気や間に聞き入るアルバムです
長めのソロが多く贅沢な時間を楽しめます

bass : Charlie Haden
guitar : Jim Hall

Bemsha Swing
First Song
Turnaround
Body And Soul
Down From Antigua
Skylark
Big Blues
In The Moment

Body And Soul

サブマリン 伊坂幸太郎


2004年の「チルドレン」は未だ読んでいないのですが
その続編らしい

家庭裁判所調査官の武藤はいかにもありがちな普通の常識人
上司の陣内は、常識にとらわれず面倒なタイプ

無免許事故を起こした未成年の葛藤が描かれていて
最近よく報道される高齢者の交通事故も
考えさせられる内容ですよね

「からあげ」を車の「フロントガラス」に投げると
フロントガラスが割れやすくなる?

私と同様ググった人は多いようですね


2019年6月4日火曜日

本日のCD 高松豪 / ガーディアン


 レーベルはユニバーサル・ミュージックなんですが、間違っても、この方のCDを試聴で購入することはありえません。おそらく、新宿で飲んでいて、彼の路上演奏を見て応援で購入したと思われますが、酔っ払いのことなので、なんとも記憶がありません。
 当然、高松豪氏の情報も無いので、ググって見たら・・・2014~2015まで活動されていたまでは出てきますが、情報は少なく、ツイッターでアジア北海道放浪しますというプロフィールだけ見れました。
 しかし久しぶりに、このアルバムを聴いて調べてみたら Wiki にプロフィールが掲載されていることを発見しました。素晴らしい情報社会です。
尊敬する松任谷由実の「やさしさに包まれたなら」ストリートで歌っていたところ、それを目にしたインターネットラジオ番組【松任谷由実はじめました】のディレクターから話を聞いた松任谷に番組ゲストとして呼ばれ、40分に渡る対談が実現。松任谷はその後、下北沢の小さなライブハウスまで足を伸ばし実際にライブを見学、高松の「メロディーセンスと歌声」を絶賛した。そして松任谷と同じユニバーサルミュージックのEMI Recordsから2014年メジャーデビュー。
 プロで食べていくことはおそらく断念されていることと思います。音楽で食べるのは大変なことではありますが、職業ではなく音楽を続けていたら嬉しいですね。夢破れても、こうして音楽を形で残せたら、私のように、誰かがどこかでまた聴いていてくれかも知れません。2019年のライブ映像 youtube で見つけました🎶🎸

1. ガーディアン
2. ShoobyDoo-wap
3. 忘れないでよ