2023年11月11日土曜日

George Benson / Guitar Man


 2011年の作品ですか、購入時には確か「原点回帰」とかのキャッチフレーズでかなりの宣伝してたんですよね。久しぶりに聴いてもギターという楽器を知り尽くす演奏とセンスの良さが一流すぎる笑顔が相変わらずエロいオジサンですよね。何が凄いって選曲からしてジャズファンだけだはなく、一般のリスナー向けなので普通のミュージシャンがやるとチープな感じがでるんでしょうが、この人は適度にジャズでポップな味付けでどちらの人でも聴ける音にしてるとこではないでしょうか。
 改めてライナー・ノーツを見ていると 12anniversarry のギターの宣伝のような写真があります。どうやら「Ibanez アイバニーズ ジョージベンソン 12周年 シグネイチャーモデル GB-12 12th ANNIVERSARY」のようです。ファンとしては、こんな写真を見たら別にもう一台ギターは要らなくても買う人は多いでしょう。ここら辺も George Benson は商売がうまいです。ちなみにお値段中古で¥627,292 ¥648,463 でしたので、相場は60万円強と、このモデルは、かなりお高めです。


 選曲はジャズ・スタンダードやポップスのカバーです。ノラジョーンズの Don't Know Why なんかは新しめかと思ったら、ノラのデビューアルバムは2002年 Come Away With Me ですから、それほど新しいわけでもない (若手アーチストと思っていたらノラも私も歳をとっていました) 自分の歳も感じますね。そしてナイロン・ギターを使ったノスタルジックな曲は Danny Boy あたり。これも何とも言えない渋めのソロギターを決めています。
 ベンソンの歌が上手いのはご承知の通りで、このアルバムの中ではバラードの Since I Fell For You が聞き直して一番印象が良いです。そして Tenderly、 Naima、Tequila、 My One And Only Love とコテコテのスタンダードも多数収録されているんですが、ここら辺がオジサン・リスナーの心をくすぐります。別の意味でスティービーワンダーの My Cherry Amour にも適度にポップにソウルしてるとこもオジサンの心はくすぐられます。ジャズを聴いているのか、ポップスなのか、イージーリスニングなのか?と思えばいつの間にかジャズのようで、心して聞かなくても聴いてるうちに聞きほれるという何とも絶賛なアルバム、演奏とセンスの良さが一流すぎます。丁度良い具合にバランスがとれていてギラつかない音、落ち着いたジャズは相変わらず素晴らしい🎵

guitar vocals : George Benson
keyboards : Chris Walden (7)
piano keyboards : Joe Sample, David Garfield
rythm guitar : Paul Jackson, Jr. (2),  Ray Fuller(2)
bass : Freddie Washington(2), Ben Williams (3 to 5, 7 to 9, 12)
drums : Harvey Mason(3 to 5, 7 to 9, 12), Oscar Seaton, Jr.(2)
percussion : Lenny Castro (3, 5, 6, 12)
violin viola : Charlie Bisharat (2, 7)
alto flute, Clarinet : Dan Higgins(2)

executive producer : Noel Lee
producer : John Burk

1. Tenderly
2. I Want To Hold Your Hand
3. My Cherie Amour
4. Naima
5. Tequila
6. Don’t Know Why
7. The Lady In My Life
8. My One And Only Love
9. Paper Moon
10. Danny Boy
11. Since I Fell For You
12. Fingerlero

    ▶ Guitar Man




  

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