2021年3月26日金曜日

本日のCD Kenny Burrell ♪ A Generation Ago


ケニー・バレルも私のお気に入りのギタリストの一人ですが
聴き始めたのは遅くて、50歳くらい
行きつけの笹塚「おでん屋風バー」で聴いたのが最初でした

私の音楽好き、ギター好きはマスター含め
常連の皆さんご周知なので「えっケニーバレル知らないの?」
そこで聴いたらすんなりと入ってくる心地よいギターで
タワレコで最初に買ったのは、これかどうかは覚えてません

これはバレルのリーダー作1967年作の7枚目

相変わらずブルージーなギターは渋いですが
落ち着いたクールな演奏で、ねちっこくやらないのがクール
シンプルなだけにバレルのコードワークなども興味深く聴けるし
何かの作業のBGMとしても聴けるし
バレル初心者だった私には入門として最適なアルバムでした

冒頭のAs Long as I Liveから控えめなvives
愛らしいメロディーでもっと続きを聴きたいのにあっさり短い・・

guitar : Kenny Burrell
alto sax: Phil Woods
vives : Mike Mainieri
piano : Richard Wyands
bass : Ron Carter
drums : Grady Tate

recorded on the following dates: Dec. 15 & 20, 1966; Jan. 31, 1967 and March 28, 1967 at the Van Gelder Studios, Englewood Cliffs, N.J.

1. As Long as I Live
2. Poor Butterfly
3. Stompin' at The Savoy
4. I Surrender Dear
5. Rose Room
6. If I Had You
7. A Smooth One
8. Wholly Cats

As Long as I Live

Stompin' At The Savoy

A Smooth One


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2021年3月25日木曜日

本日のCD Eric Gale ♪ Multiplication

 
ソロ3作目で1977年の発売
スタッフのデビューが1976年なので大忙しの時期です

1曲目の「Oh! Mary Don't You Weep」で
ゴスペルから来たんでワクワクしたら全体的にはスタッフ路線
安定感ありながらも若干面白みに欠けますが
Richard Tee、Steve Gaddが参加しているのでそうなるのは必然
(Richard Teeは存在薄めにしてますが・・)

しかしガッドのドラムはとエリックのギターは相性が良い
そしてGrover Washington,Jrのサックスなどの
スタッフの枠組みを超えたゲスト
ストリングスの味付け
プロデューサーのBob Jamesの工夫で
スタッフサウンドが豪華になったと解釈したほうが好意的かな

electric guitar : Eric Gale
piano, organ : Richard Tee
clavinet, electric piano, synthesizer : Paula Scher
bass : Willie Weeks
drums : Steve Gadd
percussion : Ralph MacDonald

alto sax : Jerry Dodgion
tenor sax : Eddie Daniels
baritone sax : George Marge
trumpet : Jon Faddis, Lew Soloff, Marvin Stamm, Randy Brecker
trombone : Paul Faulise, Wayne Andre
bass trombone : David Taylor

violin, concertmaster : David Nadien
violin : Harold Kohon, Harry Cykman, Harry Lookofsky, LaMar Alsop, Matthew Raimondi, Max Ellen, Max Pollikoff
cello : Charles McCracken, Richard Locker
viola : Barry Finclair, Emanuel Vardi

1. Oh! Mary Don't You Weep
2. Thumper
3. Multiplication
bass : Alphonso Johnson, Anthony Jackson
drums : Andrew Smith
sax : Grover Washington, Jr.
4. Morning Glory
bass : Alphonso Johnson
sax : Grover Washington, Jr.
5. Gypsy Jello
sax : Grover Washington, Jr.
6. Sometimes I Feel Like A Motherless Child
sax : Hank Crawford

Multiplication

Morning Glory

Sometimes I Feel Like A Motherless Child


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2021年3月24日水曜日

本日のCD Kemuri ♪ Alive the tracks from the last tour ”our PMA 1995-2007”

 

2007年解散 2012年再結成のスカ・パンク・バンド、KEMURI
2007年の解散ラスト・ツアーの2枚組ライヴ・アルバム

2007年11月~12月に行なわれた名古屋、大阪、東京2回の
4公演から40曲が収められています
DVDも同時発売されていますが楽曲は重ならないように
セレクトされているようで顧客の心理も理解した商売上手

ゆったりとしたレゲエから強力なスカ・パンク・ナンバーまで
中古200円でお買い得でした。これは良い

vocals : 伊藤ふみお
bass : 津田紀昭
drums : 平谷庄至
sax : コバヤシケン
guitar : 南英紀
trumpet : 河村光博
trombone : 須賀裕之

【Disc1】
1. Broken Wine Glass, Lonely Night
3. Our Pma
4. New Generation
5. Workin' Dayz
6. New Holiday
7. Rainy Saturday
8. Oneday
9. Mugen No Kanata He
10. 白いばら
11. Yougo
12. Mangetsu No Yoru Ni Hana
13. Kamisama
14. I Want To Stay With You Tonite
15. Rules
16. Givin' Up
17. Deepest River
18. Minimum Wage
19. Scream For My Dream
20. What Else

【Disc2】
1 .The Best
2. On The Street
3. Kanasimiyo
4. Birthday
5. Ohichio
6. Beautiful World
7. I Love You
8. Yellow Survivors
9. My White Station Wagon
10. Heart Beat
11. Five O'clock At Night
12. Go! Under The Sunshine!
13. 葉月の海
14. Along The Longest Way...
15. Knockin' On The Door
16. Don't Know
17. Prayer
18. Ato-ichinen
19. Pma (Positive Mental Attitude)
20. I'm So Satisfied!

our PMA (Music Video)

白いばら

Prayer


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ノルウェイの森と10のオマージュ 兼松 光

 

  実は村上春樹の作品でもっとも有名な「ノルウェイの森」を読んでいません。唯一読んだことがあるのはエッセイの「意味がなければスイングはない」で、これは村上春樹の独特の音楽観がうまく書かれていて結構面白かったのです。なので古本屋で見かけた、このCDブックにはふと足を止めてしまいました。帯を見たらチック・コリアも参加してるらしい。作者の「兼松 光」とは何者なのか知らないけど古本なんで安いし、せっかくなんで聞いてみることにしました。

 作者の「兼松 光」は名古屋出身の音楽プロデューサーであり作詞家。海外では「flash(光)」で呼ばれているとのこと。 Kanematsu。ちなみにflashの名付け親はのピーター・バラカン氏です。大学卒業後は現在のシンコーミュージック・エンタテイメントに入社し、その過程でプロデューサーとなった人です。1978年にはフリーランスとして独立し、(株)フラッシュ・ミュージックし、キングレコードにプロデューサーズ・レーベル「フラッシュ・ミュージック・レコーズ」を作た人とのこと。設立の翌年には村上春樹の小説「ノルウェイの森」をイメージした海外録音企画アルバム「ノルウェーの森」(LAワークショップ)、「ノルウェーの森Ⅱ」(LAワークショップ with ニューヨーカー) を制作したのがこの本のネタ元です。アルバムを購入した人がこの本を買うことが前提なのか、アルバムについてはあまり詳しく書かれていなかったので、なぜこの本が作られたのか調べて理解するのに多少時間がかかってしまいました。

 さて本題ですが、本作はそのプロデューサーの立場から村上春樹の「ノルウェイの森」をオマージュした作品を製作しようとした動機、またその立場での制作過程のミュージシャンとのやり取りなどが書かれています。面白いのはプロデューサーというのは企画を立てて、予算を組み(売上予測も当然するのでしょう)、予算に合わせたミュージシャンとの交渉を行い、スタジオなどのスケジューリングをして音楽を製作していく過程が書かれていることで、私のような食品会社のサラリーマンが企画をたてて商品開発して売っていくのと基本的には工程や考えは一緒であることも興味深かったです。しかしアメリカの音楽業界はミュージシャンは全くの仕事で金と時間をきっちりと決めてのビジネスとして音楽制作をドライにやっている裏側を知って、アメリカの一流ミュージシャンを使うということはこういうもんなんだなと感心しました。もう少しギャランティレベルの低いミュージシャンたちはどうなのか?なんてことも気になります。

 CD収録曲については、本を読みながら聞くにはちょうど良い感じで、マイケル・ブレッカー参加のOn Slow Boat To China、カーティス・フラーのFive Spot After Dark が良い感じです。

 話の中には、チック・コリア、マイケル・ブレッカー、ロン・カーター、ジェベッタ・スチール、ポール・ジャクソンJr、デビッド・ガーフィールド、ルイス・ナッシュ、ゲイリー・ミーク、ジェフ・ローバー、ケニー・ランキン、ジェフ・ポーカロ、リチャード・ティー、エリック・ゲイル 等々が登場します

収録曲は 

1. On Slow Boat To China 

2. Norwegian Wood   

3.  South Of The Border

4. Five Spot After Dark

2021年3月23日火曜日

本日のCD Nat King Cole ♪ Nature Boy


ナット・キング・コールのコンピです
近所の古本屋で100円で売ってました

ナット・キング・コールは、もう一枚コンピを持っていますが
奇跡的にかぶっている曲は「Route '66」と「Nature Boy」の2曲だけでした
ほぼ1曲3分以内に収められているので
流しながら聴いていてもテンポ良く聴けます
いつも感心しますが、短い曲の中に
イントロ-歌-ソロー歌 の流れがきっちりできているのが凄いです
ほぼフェイドアウトではありますが

少し調べてたら、このコンピはジャケットの違う別バージョンの方が
主流で、中古市場にも、ほぼこのバージョンは無いようです
曲順が違いました
このアルバムは Made In EEC (欧州経済共同体)でした

1. Sweet Lorraine
2. The Trouble With Me Is You
3. Home
4. Because Of Rain
5. Route '66
6. Always You
7. Litte Girl
8. Nature Boy
9. Frim Fram Sauce
10. If You Can't Smil And Say Yes
11. On The Sunny Side Of The Street
12. Miss Thing
13. Satchelmouth Baby
14. Sweet Georgia Brown
15. Yes Sir That's My Baby

If You Can't Smil And Say Yes

Nature Boy 

 Satchelmouth Baby


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2021年3月22日月曜日

本日のCD Brian Melvin Featuring Jaco Pastorius ♪ Jazz Street Last Recording


 私の持っているこの日本版は「Jazz Street Jaco Pastorius」
のタイトルで販売していますが、
本来はBrian Melvinの名義の作品と認識しています

当時ジャコは1986年にニューヨークのベルヴュー病院に躁鬱病で入院
そして2カ月の入院の後ドラマーのBrian Melvinを保証人として退院
サンフランシコのブライアンの家で3ヶ月にわたって生活
この作品はその時に録音されたセッション三部作の最終作で
ジャコの最後のスタジオ録音とされています

実質的に最後の録音となったことで
まずジャコのプレイに耳が行ってしまうのですが
ウェザー・リポートなどで使い古されたベースラインが
サービスで遊んでいるのではないように聞こえて
どうしても痛々しく感じてしまいます

セッションしたものを音源として録っておいて
あとでまとめてアルバムとして発売しようとしたのか?
フュージョン・ハードバップ・ピアノバラード
など色々な曲が録音されていますがトータルのバランスが悪く
状態が良くも悪くもジャコの感情が伝わってくるものでもない
アルバムとしては寄せ集め感があり残念
最後の録音でのクオリティに期待する人には
あまりお勧めできるものではありません
・・が、この際ですから私は他の2作も多分入手します

drums, programmed by percussion, drum programming : Brian Melvin
electric bass : Jaco Pastorius
bass : Keith Jones (4)
guitar : Paul Mousavi
piano, synthesizer : Jan Davis 
sax, drum programming : Rick Smith
percussion, synthesizer : Bill Keaney

recorded: Oct. 1 to Nov. 1 1986, Different Fur Studio, San Francisco USA except
Poolside Studio, SF / USA (1)
Gipsy Studio, SF / USA (7)

1. No Slack
2. Jazz Street
3. Miles Mode
4. May Day
5. Wedding Waltz
6. Out Of The Night
7. Drums Of Yadzarah

 Jazz Street

Miles Mode

 Wedding Waltz


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2021年3月21日日曜日

本日のCD George Benson ♪ In Concert Carnegie Hall


1975年のカーネギー・ホールのライブ
高校生の頃とかは、ブラコン系のシンガーだと思っていたら
大学に入ってから実はすごいギタリストだったことを知りました

ジャズ研時代に初めて組んだコンボでテイク・ファイブをやることになり
練習に何かお手本演奏無いかと思って探したらジョージベンソンに出くわした
で聞いたらガリガリに超高速でコピーなんて無理、ムリだ!
涼し気な音で連発する並はずれたリックは凄い

「Gone」「Take Five」「Octane」ブルージーで
コンテンポラリーも感じるジャズ・ワールド
ストリングスをバックに歌う「Summertime」とスキャット
曲数は少ないんですが、深い楽曲と構成で聴きごたえ満点

guitar : George Benson
fliute : Hubert Laws
keyboads : Ronnie Foster
bass : Wayne Dockery, Will Lee
drums : Marvin Chappell, Steve Gadd, Andy Newmark
percussion : Ray Armando, Johnny Griggs
cello : Bernard Fennell

Recorded at Carnegie Hall, January 11, 1975

1. Introduction
2. Take Five
3. Summertime
4. Gone
5. Sky Dive
6. Octane

 Take Five

Summertime

Octane


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2021年3月20日土曜日

本日のCD Zachary Breaux ♪ Groovin'


このアルバムはデビューアルバムで1992年リリース
ロンドンのロニー・スコットのクラブでのライブ録音

クラブ調のアレンジ、アーバンなR&Bナンバー
ラテンアレンジもありだが、極めてジャズ
コルトレーンのImpressionsがヒップホップにされていたり
基本は徹底的にスライドでチョーキングなんてしない
ジャズ・ギタリストぶりもカッコいい

ちなみにお名前をザカリー・ブルックスという発音だと思っていたら
「Zachary Breaux ザッカリー・ブルー」と発音するようで
15年以上勘違いしてました(はずかしい)

先に購入した「Laidback」が好印象でしたが
リーダー作は少なくてこの他に1997年に「Uptown Groove」という作品の3枚
同年の2月20日マイアミビーチで人命救助中に死去されています

ヘビロテの一枚であります

guitar : Zachary Breaux
keyboards : Rex Rideout
bass : Donald Nicks
drums, percussion : Dennis Davis
vocals, marimba : Roy Ayers

1. Coming Home Baby
2. Impressions
3. Picadillo
4. Alice (Down In Parks Louisiana August1906 -August 1991)
5. Where Is The Love
6. Red Black And Green
7. Lagos
8. Thinking Of Alexis

Impressions

Coming Home Baby

Picadillo


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2021年3月19日金曜日

本日のCD  Eric Dunbar ♪ Free Way


日本のthink Recordsというレーベルで作成
Disk Unionで distribute のレアすぎる超カルト盤で
オリジナルは$1,000オーバーらしい
アナログレコードは完全限定500枚プレスだが
これは大量生産のCD

中身はズッシリめファンクの「Freeway」「Love Rope」「Super Love」
メローソウル「You Must Be From Heaven」
ファンク・ロック「Does Anybody Wanna Listen」
レアな昔のファンク録音で悪くはないですし
この時代の、この音は正直好きなんで聴きますが
演奏も楽曲もよだれが出るほどの名盤ではないです

Erick Dunbarは1951年ニューオリンズ生まれ
Eric Dunbar自身は地元の教会でオルガン奏者として
19歳まで活動していたとか、キーボード奏者という事だが
その他のプレイヤー情報は一切ありません
地元のニューオリンズスタジオと契約して録りためたものが
このアルバムだそうで、本人もこのアルバムに驚き!とライナーノーツにあります
したがって、録音は1970年代中ごろというアバウトな感じ

1. Freeway
2. Love Rope
3. Super Love
4. Save The Young Ones
5. Rainbow Men
6. You Must Be From Heaven
7. Does Anybody Wanna Listen
8. Magical Moments

Freeway

Super Love

Does Anybody Wanna Listen


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2021年3月17日水曜日

本日のCD Orquesta De La Luz ♪ Sin Fronteras


1991年発表のセカンドアルバムで
グラミー賞にもノミネートされ
プラチナディスクも獲得する大ヒットアルバム

NHK 「 紅白歌合戦 」 に初出場した際に披露した表題曲「Sin Fronteras」
名曲のラテン・カバー「私はピアノ(I Am A Piano) 」
ティト・プエンテ が参加の「Descarga De La Luz」
メロディアスな哀愁サルサ "「Make The World Stand Still」等
本場のラティーノ達からも絶賛された情熱的で華麗な演奏と活躍は
当時見ていて圧巻の勢いとエネルギーがありました

バンドとしては1997年に解散しましたが
2001年のアメリカ同時多発テロを受けて翌年チャリティー参加で再結成
2003年に新生デラルスとなって現在も活動されているのは嬉しい限り

改めて所有CDを見ているとmade in Canada
と書いてありますが、ジャケットは日本語です

lead vocals, chorus : Nora
piano : Satoru Shionoya
synthesizer : Satoru Shionoya (2)
bass : Hiroshi Sawada
trombone : Hideaki Nakaji, Taisei Aoki
trumpet : Yoshihito Fukumoto
trumpet : Tatsuya Shimogami (2, 5, 7)
trumpet : Shiro Sasaki
timbales, vocals, chorus, percussion, shekere, bata : Gen Ogimi
chorus, percussion, maracas, guiro, bata : Carlos Kanno
bongos : Yuichi Nakagawa
congas, bata : Gen Date

【Guest】
timbales, soloist : Tito Puente (7)
Guest, Chorus, Synthesizer – Sergio George (3, 4)
Guest, Programmed By [Synthesizer Programming] – Sergio George (1)
Guest, Timbales – Genichi Egawa (6)
Guest, Trumpet – Shuichiro Ise (1, 3, 4, 6, 9)

1. Sin Fronteras
2. Amame
3. I Am A Piano
4. Cuanto Vale Tu Amo
5. Ban Con San
6. El Me Ama, Yo Le Amo
7. Descarga De La Luz
8. Make The World Stand Still
9. Flores Y Tambores


Sin Fronteras

I am a piano

Descarga De La Luz
(ティト・プエンテ参加)


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