2021年3月24日水曜日

本日のCD Kemuri ♪ Alive the tracks from the last tour ”our PMA 1995-2007”

 

2007年解散 2012年再結成のスカ・パンク・バンド、KEMURI
2007年の解散ラスト・ツアーの2枚組ライヴ・アルバム

2007年11月~12月に行なわれた名古屋、大阪、東京2回の
4公演から40曲が収められています
DVDも同時発売されていますが楽曲は重ならないように
セレクトされているようで顧客の心理も理解した商売上手

ゆったりとしたレゲエから強力なスカ・パンク・ナンバーまで
中古200円でお買い得でした。これは良い

vocals : 伊藤ふみお
bass : 津田紀昭
drums : 平谷庄至
sax : コバヤシケン
guitar : 南英紀
trumpet : 河村光博
trombone : 須賀裕之

【Disc1】
1. Broken Wine Glass, Lonely Night
3. Our Pma
4. New Generation
5. Workin' Dayz
6. New Holiday
7. Rainy Saturday
8. Oneday
9. Mugen No Kanata He
10. 白いばら
11. Yougo
12. Mangetsu No Yoru Ni Hana
13. Kamisama
14. I Want To Stay With You Tonite
15. Rules
16. Givin' Up
17. Deepest River
18. Minimum Wage
19. Scream For My Dream
20. What Else

【Disc2】
1 .The Best
2. On The Street
3. Kanasimiyo
4. Birthday
5. Ohichio
6. Beautiful World
7. I Love You
8. Yellow Survivors
9. My White Station Wagon
10. Heart Beat
11. Five O'clock At Night
12. Go! Under The Sunshine!
13. 葉月の海
14. Along The Longest Way...
15. Knockin' On The Door
16. Don't Know
17. Prayer
18. Ato-ichinen
19. Pma (Positive Mental Attitude)
20. I'm So Satisfied!

our PMA (Music Video)

白いばら

Prayer


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ノルウェイの森と10のオマージュ 兼松 光

 

  実は村上春樹の作品でもっとも有名な「ノルウェイの森」を読んでいません。唯一読んだことがあるのはエッセイの「意味がなければスイングはない」で、これは村上春樹の独特の音楽観がうまく書かれていて結構面白かったのです。なので古本屋で見かけた、このCDブックにはふと足を止めてしまいました。帯を見たらチック・コリアも参加してるらしい。作者の「兼松 光」とは何者なのか知らないけど古本なんで安いし、せっかくなんで聞いてみることにしました。

 作者の「兼松 光」は名古屋出身の音楽プロデューサーであり作詞家。海外では「flash(光)」で呼ばれているとのこと。 Kanematsu。ちなみにflashの名付け親はのピーター・バラカン氏です。大学卒業後は現在のシンコーミュージック・エンタテイメントに入社し、その過程でプロデューサーとなった人です。1978年にはフリーランスとして独立し、(株)フラッシュ・ミュージックし、キングレコードにプロデューサーズ・レーベル「フラッシュ・ミュージック・レコーズ」を作た人とのこと。設立の翌年には村上春樹の小説「ノルウェイの森」をイメージした海外録音企画アルバム「ノルウェーの森」(LAワークショップ)、「ノルウェーの森Ⅱ」(LAワークショップ with ニューヨーカー) を制作したのがこの本のネタ元です。アルバムを購入した人がこの本を買うことが前提なのか、アルバムについてはあまり詳しく書かれていなかったので、なぜこの本が作られたのか調べて理解するのに多少時間がかかってしまいました。

 さて本題ですが、本作はそのプロデューサーの立場から村上春樹の「ノルウェイの森」をオマージュした作品を製作しようとした動機、またその立場での制作過程のミュージシャンとのやり取りなどが書かれています。面白いのはプロデューサーというのは企画を立てて、予算を組み(売上予測も当然するのでしょう)、予算に合わせたミュージシャンとの交渉を行い、スタジオなどのスケジューリングをして音楽を製作していく過程が書かれていることで、私のような食品会社のサラリーマンが企画をたてて商品開発して売っていくのと基本的には工程や考えは一緒であることも興味深かったです。しかしアメリカの音楽業界はミュージシャンは全くの仕事で金と時間をきっちりと決めてのビジネスとして音楽制作をドライにやっている裏側を知って、アメリカの一流ミュージシャンを使うということはこういうもんなんだなと感心しました。もう少しギャランティレベルの低いミュージシャンたちはどうなのか?なんてことも気になります。

 CD収録曲については、本を読みながら聞くにはちょうど良い感じで、マイケル・ブレッカー参加のOn Slow Boat To China、カーティス・フラーのFive Spot After Dark が良い感じです。

 話の中には、チック・コリア、マイケル・ブレッカー、ロン・カーター、ジェベッタ・スチール、ポール・ジャクソンJr、デビッド・ガーフィールド、ルイス・ナッシュ、ゲイリー・ミーク、ジェフ・ローバー、ケニー・ランキン、ジェフ・ポーカロ、リチャード・ティー、エリック・ゲイル 等々が登場します

収録曲は 

1. On Slow Boat To China 

2. Norwegian Wood   

3.  South Of The Border

4. Five Spot After Dark

2021年3月23日火曜日

本日のCD Nat King Cole ♪ Nature Boy


ナット・キング・コールのコンピです
近所の古本屋で100円で売ってました

ナット・キング・コールは、もう一枚コンピを持っていますが
奇跡的にかぶっている曲は「Route '66」と「Nature Boy」の2曲だけでした
ほぼ1曲3分以内に収められているので
流しながら聴いていてもテンポ良く聴けます
いつも感心しますが、短い曲の中に
イントロ-歌-ソロー歌 の流れがきっちりできているのが凄いです
ほぼフェイドアウトではありますが

少し調べてたら、このコンピはジャケットの違う別バージョンの方が
主流で、中古市場にも、ほぼこのバージョンは無いようです
曲順が違いました
このアルバムは Made In EEC (欧州経済共同体)でした

1. Sweet Lorraine
2. The Trouble With Me Is You
3. Home
4. Because Of Rain
5. Route '66
6. Always You
7. Litte Girl
8. Nature Boy
9. Frim Fram Sauce
10. If You Can't Smil And Say Yes
11. On The Sunny Side Of The Street
12. Miss Thing
13. Satchelmouth Baby
14. Sweet Georgia Brown
15. Yes Sir That's My Baby

If You Can't Smil And Say Yes

Nature Boy 

 Satchelmouth Baby


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2021年3月22日月曜日

本日のCD Brian Melvin Featuring Jaco Pastorius ♪ Jazz Street Last Recording


 私の持っているこの日本版は「Jazz Street Jaco Pastorius」
のタイトルで販売していますが、
本来はBrian Melvinの名義の作品と認識しています

当時ジャコは1986年にニューヨークのベルヴュー病院に躁鬱病で入院
そして2カ月の入院の後ドラマーのBrian Melvinを保証人として退院
サンフランシコのブライアンの家で3ヶ月にわたって生活
この作品はその時に録音されたセッション三部作の最終作で
ジャコの最後のスタジオ録音とされています

実質的に最後の録音となったことで
まずジャコのプレイに耳が行ってしまうのですが
ウェザー・リポートなどで使い古されたベースラインが
サービスで遊んでいるのではないように聞こえて
どうしても痛々しく感じてしまいます

セッションしたものを音源として録っておいて
あとでまとめてアルバムとして発売しようとしたのか?
フュージョン・ハードバップ・ピアノバラード
など色々な曲が録音されていますがトータルのバランスが悪く
状態が良くも悪くもジャコの感情が伝わってくるものでもない
アルバムとしては寄せ集め感があり残念
最後の録音でのクオリティに期待する人には
あまりお勧めできるものではありません
・・が、この際ですから私は他の2作も多分入手します

drums, programmed by percussion, drum programming : Brian Melvin
electric bass : Jaco Pastorius
bass : Keith Jones (4)
guitar : Paul Mousavi
piano, synthesizer : Jan Davis 
sax, drum programming : Rick Smith
percussion, synthesizer : Bill Keaney

recorded: Oct. 1 to Nov. 1 1986, Different Fur Studio, San Francisco USA except
Poolside Studio, SF / USA (1)
Gipsy Studio, SF / USA (7)

1. No Slack
2. Jazz Street
3. Miles Mode
4. May Day
5. Wedding Waltz
6. Out Of The Night
7. Drums Of Yadzarah

 Jazz Street

Miles Mode

 Wedding Waltz


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2021年3月21日日曜日

本日のCD George Benson ♪ In Concert Carnegie Hall


1975年のカーネギー・ホールのライブ
高校生の頃とかは、ブラコン系のシンガーだと思っていたら
大学に入ってから実はすごいギタリストだったことを知りました

ジャズ研時代に初めて組んだコンボでテイク・ファイブをやることになり
練習に何かお手本演奏無いかと思って探したらジョージベンソンに出くわした
で聞いたらガリガリに超高速でコピーなんて無理、ムリだ!
涼し気な音で連発する並はずれたリックは凄い

「Gone」「Take Five」「Octane」ブルージーで
コンテンポラリーも感じるジャズ・ワールド
ストリングスをバックに歌う「Summertime」とスキャット
曲数は少ないんですが、深い楽曲と構成で聴きごたえ満点

guitar : George Benson
fliute : Hubert Laws
keyboads : Ronnie Foster
bass : Wayne Dockery, Will Lee
drums : Marvin Chappell, Steve Gadd, Andy Newmark
percussion : Ray Armando, Johnny Griggs
cello : Bernard Fennell

Recorded at Carnegie Hall, January 11, 1975

1. Introduction
2. Take Five
3. Summertime
4. Gone
5. Sky Dive
6. Octane

 Take Five

Summertime

Octane


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2021年3月20日土曜日

本日のCD Zachary Breaux ♪ Groovin'


このアルバムはデビューアルバムで1992年リリース
ロンドンのロニー・スコットのクラブでのライブ録音

クラブ調のアレンジ、アーバンなR&Bナンバー
ラテンアレンジもありだが、極めてジャズ
コルトレーンのImpressionsがヒップホップにされていたり
基本は徹底的にスライドでチョーキングなんてしない
ジャズ・ギタリストぶりもカッコいい

ちなみにお名前をザカリー・ブルックスという発音だと思っていたら
「Zachary Breaux ザッカリー・ブルー」と発音するようで
15年以上勘違いしてました(はずかしい)

先に購入した「Laidback」が好印象でしたが
リーダー作は少なくてこの他に1997年に「Uptown Groove」という作品の3枚
同年の2月20日マイアミビーチで人命救助中に死去されています

ヘビロテの一枚であります

guitar : Zachary Breaux
keyboards : Rex Rideout
bass : Donald Nicks
drums, percussion : Dennis Davis
vocals, marimba : Roy Ayers

1. Coming Home Baby
2. Impressions
3. Picadillo
4. Alice (Down In Parks Louisiana August1906 -August 1991)
5. Where Is The Love
6. Red Black And Green
7. Lagos
8. Thinking Of Alexis

Impressions

Coming Home Baby

Picadillo


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2021年3月19日金曜日

本日のCD  Eric Dunbar ♪ Free Way


日本のthink Recordsというレーベルで作成
Disk Unionで distribute のレアすぎる超カルト盤で
オリジナルは$1,000オーバーらしい
アナログレコードは完全限定500枚プレスだが
これは大量生産のCD

中身はズッシリめファンクの「Freeway」「Love Rope」「Super Love」
メローソウル「You Must Be From Heaven」
ファンク・ロック「Does Anybody Wanna Listen」
レアな昔のファンク録音で悪くはないですし
この時代の、この音は正直好きなんで聴きますが
演奏も楽曲もよだれが出るほどの名盤ではないです

Erick Dunbarは1951年ニューオリンズ生まれ
Eric Dunbar自身は地元の教会でオルガン奏者として
19歳まで活動していたとか、キーボード奏者という事だが
その他のプレイヤー情報は一切ありません
地元のニューオリンズスタジオと契約して録りためたものが
このアルバムだそうで、本人もこのアルバムに驚き!とライナーノーツにあります
したがって、録音は1970年代中ごろというアバウトな感じ

1. Freeway
2. Love Rope
3. Super Love
4. Save The Young Ones
5. Rainbow Men
6. You Must Be From Heaven
7. Does Anybody Wanna Listen
8. Magical Moments

Freeway

Super Love

Does Anybody Wanna Listen


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2021年3月16日火曜日

本日のCD John Coltrane ♪ Blue Train

 

ホーン部隊には Lee Morgan、Curtis Fuller といった
ジャズ・メッセンジャーズのフロント
リズム隊には Kenny Drew、Paul Chambers、"Philly" Joe Jones
の強力なメンバーで制作された1957年作

コルトレーンのリーダーアルバムとしては2枚目だが
1枚目はColtrane(1957年5月録音)(Prestige) 
本作はBlue Train(1957年9月録音)(Blue Note) 
と一枚目から4カ月で2枚目を録音し
ブルー・ノートからのスタジオ録音の発売は、なんとこれ1枚のみ
なんとも忙しい録音ですがレコード量産の
音楽バブルとも思えるこの時代、
売れそうなアーチストの争奪は当たり前だったのでしょう

ちなみにコルトレーンのマイルスバンドに加入は1955年
1957年のこの初リーダーアルバム録音で
コルトレーンは31歳と遅咲の人です
改めて今回人物像を見ていると
麻薬の問題で、マイルス楽団をクビになったり
この時代に即したミュージシャンの逸話があるようですので
それはまた別の機会に掘り下げていこうと思います

さて、このアルバムのコルトレーンは
至極まっとうなプレイで「Blue Note」のカラーと
一瞬マッチした貴重な録音かと思います
冒頭のタイトル曲は普通のブルースだが10分を超える長い曲
しかし各人のソロを聞いて変化を楽しんでいるとあっという間に過ぎてゆく
 2曲目の「Moment's Notice」はコルトレーン作曲の
ハードバップでポール・チェンバースは弓弾き
「Locomotion」「Lazy Bird」はバップ「’I'm Old Fashioned」はバラード
先にも書きましたがアルバム全体に「Blue Note」のイメージと
マッチした優等生的な演奏で、シーツ・オブ・サウンドと呼ばれる
コルトレーンの始まりと思うと感慨深いですね

tenor sax : John Coltrane
trumpet : Lee Morgan
trombone : Curtis Fuller
piano : Kenny Drew
bass : Paul Chambers
drums : "Philly" Joe Jones

1. Blue Train
2. Moment's Notice
3. Locomotion
4. I'm Old Fashioned
5. Lazy Bird

Blue Train

Locomotion

Lazy Bird


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君の膵臓を食べたい 住野よる

 


 住野よるの作品を読んだのは「よるのばけもの」でした。ほんとの「ばけもの」の話なんですが「ばけもの」は怖くない「ばけものより人間の方が怖い」「無意識の行動って怖いもんだな」などなど非常に考えさせられることが多かった作品でした。

 そして題名だけは知っていた2015年のデビュー作は、おそらく半年以上前に買ってあってやっと読み始めました。文体は「よるのばけもの」と同じで、本の題名からしても、そっち系の話かなと思っていたら、ちっともそちらのほうへ話はいかず、どうやら青春ものっぽい。

 軽快に読み進めていましたが、途中で、これはシリアスな展開に最後はなるんだろうなと気づきます。予想は間違ってはいませんでしたが、これほどまでに感情を揺さぶられるとは思っていませんでした。

 私は通勤や移動の電車、そして帰宅前に電車を降りてからドトールで珈琲を飲みながら本を読みます。今回も少しづつ読み進めてドトールの珈琲で少しほろ苦くなるところでやめて帰宅しました。しかし気になってしまい寝ころびながら読み進めると、別に悲しくない普通の話なのに、なんだか涙が少し涙が出てきます。そして途中から一気に涙と鼻水が溢れてきてしまい、最後まで一気に読み切りました。切りどころが悪かったら電車の中で泣いている「変なおじさん」になるところでした。歳をとると涙もろくなるとはいえ、危ない本ですね。

 これから読む人のためにネタバレはせぬように細かいところは書きませぬので、未読の方はぜひ読んでください。読み手の性別、年齢の適合性はなく読める本であると思います。

2021年3月15日月曜日

本日のCD Weather Report / Mr Gone

  
 Weather Reportは、1971年のデビューアルバム以降ほぼ毎年アルバムを発売していて、
本作は7枚目の1978年スタジオ録音アルバムで、あの大ヒット作「Heavy Weather」の次にあたります。
 収録曲は「River People」「Punk Jazz」「Young and Fine」「And Then」などジャコでもお馴染みの名曲も揃っています。さらには Wayne Shorter がマイルスの Nefertiti に参加していた「Pinocchio」なども収録されています。
 CDの帯には「これぞWRの隠れ名盤NO1」のコピー。マイナーとは言うもののそこそこ売れたアルバムでありますが、当時ダウンビート誌のアルバム評価で最低点の星一つだったというのは、あちこちで見かける有名な話。
 確かに「Heavy Weather」はコマーシャルなアルバムだったのに対し、このアルバムは先を行き過ぎていたかもしれません。
 しかし、やっぱりジャコのベースに耳を傾けざるを得ない内容であり、あと、最後の曲になんとAWFのモーリス・ホワイトがゲスト参加など、話題作りもしっかりしています。
 ですが、評価が今一つで確かにリスナーにも印象は薄いのは、個々の曲は良いんだけど、アルバムとして通して聴くとまとまりに欠けるのかもしれません。
 そういった意味では「これぞWRの隠れ名盤NO1」のコピーはやっぱり正しいか🎶

keyboards : Josef Zawinul (1 to 6, 8)
bass(oberheim) : Josef Zawinul (5, 7)
voice : Josef Zawinul (1, 3)
soprano sax : Wayne Shorter (1, 2, 6)
tenor sax : Wayne Shorter (3 to 8)

bass : Jaco Pastorius
drums : Jaco Pastorius (1, 2)
voice : Jaco Pastorius (1, 2, 6)

drums : Tony Williams (5, 6), Peter Erskine (1,3,7), Steve Gadd (3, 8)

recorded at Devonshire Sound Studios, CA, May 1978.

1. The Pursuit of the Woman with the Feathered Hat
kalimba, drums (thumbeki), Bells (sleigh) : Zawinul
voice : Jon Lucien, Manolo, Erskine, Shorter
voice(solo) : Manolo Badrena

2. River People
synthesizer (arp, prophet; solo)  Josef Zawinul
timpani : Jaco Pastorius

3. Young and Fine
hihat : Peter Erskine
reeds (melodica), hihat : Josef Zawinul

4. The Elders
5. Mr. Gone
6. Punk Jazz
7. Pinocchio
acoustic piano : Josef Zawinul

8. And Then
 alto sax : Wayne Shorter
vocals : Maurice White
voice : Deniece Williams





  

2021年3月14日日曜日

本日のCD Jackie Mclean ♪ Let Freedom Ring

 


よく行く音楽好きの集まるバーで耳にしたことがあり
マイルス・デイビスのアルバムにも参加していたことがある
ということで、あまり演奏に記憶がないままに購入してみました

聞いてみると、まずはフリーキーな高音のサックスに耳を奪われます
元々は伝統的なスタイルのアルト奏者だったらしいですが
1960年代からこのような鋭角的なトーンを取り入れて
インパクトのある作風になってきたとのこと

しかし聴きなれてくるとリズム隊は普通に演奏しているし
全体の構成としては特にあっちの世界に飛んでいくこともない
アバンギャルドを表現の技術の一つとして実験的に取り入れている印象

ライナーノーツにも書いてあったことが
1960年代にハード・バップの行き詰まりを感じた若手ジャズメンは
オーネットコールマンの影響によって勢いを増した「ニュー・ジャズ」
のムーブメントを受け止め自身の中に取り入れようとした
しかし失敗したりレコード会社にNOと言われること多くあった
なるほど、ムーブメントとして取り入れる最初の作品
として聞けば意欲的な作品であると言えるし
現代の難解な先鋭的な音楽に比べたら全く理解しやすい

アルバム4曲中3曲は自身のオリジナルで
I'll Keep Loving You のみバド・パウエルのバラード

alto saxophone : Jackie McLean
piano : Walter Davis, Jr.
bass : Herbie Lewis
drums : Billy Higgins

1. Melody for Melonae
2. I'll Keep Loving You
3. Rene
4. Omega

Melody for Melonae

Rene

Omega


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