2020年3月14日土曜日

喋々喃々 小川糸


「喋々喃々」聞きなれない言葉です
意味をググってみると、「男女がうちとけて小声で楽しそうに語りあうこと」
なるほど、そういう話でした

主人公の栞はアンティーク着物の販売で生計をたてています
実直な人柄で、少し不便な店舗兼住居のある谷中で粋な暮らしと仕事ぶり
でも途中でいつもと違うことに気づきました
これは恋愛もの? でも相手は妻帯者って、さりげなく書いてあったよな

「アンティーク着物の世界」「美味しい食べ物」「ご近所さんとの日々の生活」
「春一郎さん」「雪道くん」「イッセイさん」

小川糸さんならではの丁寧な描写で淡々と日常の生活と感情が描かれ
恋愛ものと呼べるのかといえば、そうではないと思います
当然、不倫のドロドロはなく、
そこが読者に少しだけフラストレーションを与えるのがニクイ
淡々と、日常の「楽しみ」「ドキドキ感」「失望」が描かれ
読み終わった後は、ほわっとします


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