2018年10月21日日曜日

魔王 伊坂幸太郎


少し政治的な匂いもするこの作品
魔王は犬養のことなのか?
主人公のことなのか?

人はムードで流される
考えないでいると
世間の雰囲気が自分の思考と勘違いする

政治、思想、哲学が組み合わさり
何か、じわじわとくる
「こわいもの」も感じる
超能力の存在、死神など

エンターテイメント性もあるが

雰囲気はやや重め

政治が一つの題材であるという事で
批判的なことも目にしたことはありますが
エンターテイメントとして
読めば十分に面白い作品です

ネガティブ、悲観的、病的思考
それがこの作品の重さ、暗さ、面白さ
異色でした
引きずる作品ですねえ

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