Sly & the Family Stone ベーシストとしてデビューアルバムの A Whole New Thing(1967) から There's a Riot Goin' On (1971) まで在籍し1972年に脱退、翌年の1973年に自身のこのバンド「GCS」を結成。1970年代は大活躍だったGCSも1979年に解散し、Larry Graham も1980年代は活動は停滞で、1990年代のブラック・ミュージック・リバイバルの流れでGSC復活しました。13年ぶりの再結成は、1992年厚生年金会館のこのライブとなります。
このGCSの再結成ライブのリード・ボーカルは日本人シンガーのMimiこと宮本典子です。銀座生まれ。生っ粋の江戸っ子で、パフォーマーとしての本格的なデビューは赤坂にあった伝説のディスコ「MUGEN」でダンサー・デビューし、ここでバンドを組んでグッチ祐三、ドラムにはウガンダでファンクバンドを結成し音楽活動を始めたとのこと。日本人歌手として活躍するが、90年に単身での渡米。GCSの再結成ライブのオーディションに合格しこのバンドとともに訪日することとなり、この後も Brothes Johnson のメンバーとして活動しています。
このアルバムではイントロの「1・2・ガンバッテクダサイ!」から宮本典子の外人ライクな日本語と日本語の歌詞で参戦しています。スライの I want to take you a higher、Get the funk of ma face、Tomorrow なんかもやってくれているのは、Larry Graham のバンドならではの大興奮のサービスでした。
他メンバーとしては、1975年に弟の Louis Johnson と結成されたファンク・バンド The Brothers Johnson のギターの George Johnson。キーボードでは、GCSにデビューアルバムから全7枚に渡り参加した Robert"butch"Sam。6枚目のアルバムまで参加していたHershall"happiness"Kennedy は、Hot Chocolate というバンドでクラブで演奏していて Larry Graham にプロデュースを依頼したのが縁のキーボードとトランペットを担当。ドラムは サンタナのツアードラマーなどでも活躍する Gayload"flash"Birch など。
しかし、この再結成以降GCSの活動は続かず、スタジオ・アルバムは録音されず、この出ライブのみのようでお祭り騒ぎに終わり残念・・。単純明快なファンクは古臭くはあるが、やはり魅力的です🎵
bass vocal : Larry Graham
vocal : Noriko"mimi"Miyamoto
guitar vocal : George Johnson
keyboads : Robert"butch"Sam
keyboads, trumpet : Hershall"happiness"Kennedy
drums : Gayload"flash"Birch
producer : Eiji Nakahira, Larry Graham
recorded live at Koseinenkin Hall on July 6th, 1992.
【Disc1】
1. Entrow
-Entrow
2. We've Been Waiting
3. Feel The Need
4. Can You Handle It?
5. Freedom
6. Touch Your Heart
7. George's Solo
8. Tomorrow
9. Strawberry Letter #23
10. One In A Million You
【Disc2】
1. Today
2. The Jam
3. Release Yourself
4. Hair
5. I Want To Take You Higher