2019年7月17日水曜日

本日のCD New Jersey Kings / Party To The Bus Stop


 これは、UKアシッド・ジャズ作品で James Taylor のプロジェクトによる New Jersey Kings の1992年リリースのファースト・アルバムで、The James Taylor Quartet の変名バンドとのこと。ブラス系のバンドにありがちなジャケットですが、中身はアシッド・ジャズ系ファンキー・オルガン・インストです。James Taylor と言っても、あのシンガーソングライターの方ではなく、こちらはイギリスのハモンド・オルガンのミュージシャンですので、びっくりしないでください。
 Soulive なんかもカバーしてる Melvin Sparks のジャズファンク・チューンをカバー以外はオリジナルです。
 たまにしか聞かず、忘れ去ってしまいがちなアルバムですが、意外と良い内容なんです🎶

producer : The New Jersey Kings

1. The Monkey Drop
2. Get Organized
3. Solid
4. Sweet Cakes
5. Sweet Shirley
6. The Latin One
7. All Wrapped Up (Melvin Sparks)
8. Charlie's Groove


  

銀行マンの危ない話 和気義一


危ない?危ない!
魅力的な「タイトル」なので
こんな本は相変わらず直ぐに購入です

お金にまつわる話は、生々しくてドキドキします
でも、この本はお金の話もありますが
大蔵官僚の天下りの実情、ドラマのような銀行人事の内情
などなどが書かれていて興味深々

これを読んで思うのは
本になっているので多少の脚色はあるにしろ
金融系ドラマって半分ぐらいは実話でおかしくないだろうな
ってことですね。こわい こわい

知り合いの信金マンが1名だけいます
彼の話は飲んでいても面白いですね

「銀行ってすごいなって思うんです」
「何が?」
「つぶれないんですよ」
「ふーん」
「システム的につぶれないようにしてますからね」
「まあ、合併したり、実質倒産みたいなことはあるけど
倒産はないよな」
「いや、そうゆうんではなく儲かるシステムになってるんですよ」
「ほー」

「例えばATMなんかですけど」
「他校なんかでお金引き出すだけで、手数料かかりますよね」
「あれってすごい収入だし」
「そうだよな、金利より手数料払ってるほうが多いもんな」


「ところで、やっぱり貯金は自分とこの銀行?」
「いえ、言いにくいんですけど〇〇ちょです」
「え」
「振り込みは当然自分とこですけど、預けてても金利安いですから」
「そんな人結構多いと思いますよ」
「ふーん」

なんてのは軽いほうですよね

彼は融資係も長いんで、ネタは豊富です
「酒のつまみ」にぴったりです

悪酔いしそうでもありますが・・

2019年7月16日火曜日

本日のCD Roy Hargrove's Crisol ♪ Habana


トランペット、サックスの響きも楽曲も
素晴らしいラテン寄りのジャズ

ギターのラッセル・マローンが人のアルバムなのに
目立ってますが
これがまたはまってまして
結構ヘビロテ気味に聞いているアルバムです

革新的な曲あり、伝統的であり素晴らしい

これを書くにあたりネット検索していたら
ロイグローブは2018年11月2日、
ニューヨークのマウント・サイナイ病院で死去していました
49歳でした。才能は早くに力尽きることが多いですね

alto  soprano Sax, trumpet, flugelhorn : Roy Hargrove
sax : Gary Bartz
bass : John Benitez
bass : Jorge Reyes
congas :Miguel "Ana" Diaz
congas : Anga
drums : Horacio "El Negro" Hernandez
drums : Idris Muhammad
guitar : Russell Malone
piano : Chucho Valdés
piano : John Hicks
soprano tenor sax : David Sanchez
timbales : Jose Quintana
trombone : Frank Lacy

O My Seh Yeh
Una Mas
Dream Traveler
Nusia's Poem
Mr. Bruce
Ballad For The Children
The Mountaings
Afrodisia
Mambo Roy
O My Seh Yeh (Reprise)

少し毛色違いますが
スリリングなライブです

  

2019年7月15日月曜日

本日のCD Jungle Rhythms ♪ Volume2


昨日の「Funkdoobiest」に引き続きやってしまったシリーズ

ひたすらサンプリングか何かで作ったリズムが流れている
と思っていたら
あちこちのDJのコンピレーションでした

UK Apachi & Soundman-Tek Heed, Tek Check
D.O.P.E.-Travelling Part II
Krome & Time-Studio One Lik
Tom And Jerry-Follow The Massive
T.H.C. (2) -Sunshine (Jo Remix)
DJ Monk (2) & Kenny Ken-Good Body Girl
Head Pressure & DJ Crazy J-Dreadkiller (Dub Plate Exclusive)
Quadrasonic (2) -Only-U
S.M.F.-How Many Ways
DJ Exodus & Head Pressure-Rude Boy Dem
Various-Mix One
Various-Mix Two

2が見つかりませんでした・・


  

P-FUNK 河地依子


やけに分厚い本です
定価2,900円(税別) 371頁

P-FUNKとは?
ジョージ・クリントンを総帥とするミュージシャン達の
総称であり、その音楽のこと 

その名義はパーラメント・ファンカデリック、P-FUNKオールスターズ
メンバーはジョージ・クリントンが決めて
その音楽はジョージ・クリントンが設計し
ミュージシャン達が形にする

クラシックには指揮者が必要で
ジャズにも指揮者がいる形態の場合があります

ジョージ・クリントンはそのような存在であると思われますが
指揮棒はありません
その存在がP-FUNKなようです

訳がわかりませんね?

そうですよくわかりません

それが、この本の371頁に詰め込まれています

歴史、アルバムの他、様々なコラムもあり
端から端まで読むことは無いと思うぐらいの
辞書のようなものです

よくわからないからこそ P-FUNK

割り切れるもの、正解なんてものは
ここには無いのです

2019年7月14日日曜日

本日のCD Funkdoobiest ♪ Which Doobie U B


しまった!やっちまった!系
ラップ系だ!!
酔ってたかなんかでファンカデリックと勘違いじゃないかな

好んでラップを聴くことはこれからも無いかもしれないけど
ラップって基本的に言葉がのっかった
打楽器なんですかね

このリズムというか節回しは
リズムのカテゴリーのような気もします
一定のパターンが繰り返されているのかと思います

改めて ラップ?ヒップホップ? の違いがよくわかりません

The Funkiest
Bow Wow Wow
Freak Mode
I'm Shittin' On 'Em
Who's The Doobiest
Doobie To The Head
Where's It At
Wopbabalubop
The Porno King
'Uh C'mon Yeah!
Here I Am
Funk's On Me

The Funkiestの馬が鳴くような音
どっかで聞いたことがあるな
よくあるテクニック?なのかな

  



2019年7月13日土曜日

本日のCD Dan Den ♪ Lo Mejor!


ダン・デンはキューバのピアニストの
JUAN CARLOS ALFONSO Y SU DAN DEN
フアン・カルロス・アルフォンソ・イ・ス・ダン・デンが
1989年に結成したグループ

正統派のサルサで3枚のアルバムからのベスト
キューバでは相当な人気のあったバンドらしいですが
どうやらネット検索では廃版なのかな
このアルバムは見つかりませんでした

Solve
Se Parte De Mi Vida
El Humo O La Vida
El Yoda
El Cafetero Sabroso
Esa Cara Yo La He Visto
Siempre Hay Un Ojo Que Te Ve
Amame Con Tu Experiencia 
La Lechada 
Mas Rollo Que Pelicula
Sones Del Beny 
Viejo Lazaro


  


中国汚染の真相 富阪聰


この本は2014年の発刊で今から5年前
その頃は未だ中国の大気、河川の汚染が
流行のように情報が流れていましたが
今の中国がどのような状況になっているのでしょうか

大分環境汚染問題は改善されていると思うんですが
ネット記事はかなりの中国バッシングばかりなので
ざっと見ただけでは実のところよくわかりません

この本は悪意に満ちた中国バッシングでは無く
主として中国の水と大気の汚染
環境対策と貧困について書かれています

中国に行ったことはありませんが
実は私も中国の大気汚染を実感しています

実感したのは私が札幌に勤務していた2013年~2016年

仕事で道内のあちこちの産地に車を走らせていると
旭川のあたりが日中白くなっています

霧が凄いんだなと思っていたら
地元の人から、実はあれは霧では無くて
中国のPM2.5だと聞かされました

北海道の空気は澄んでいると思っていたのにショックでした

北海道には中国の観光客が相当数押し寄せています
目的はおそらく、きれいな空気と自然、美味しい食べ物

せっかく高いお金を払って旅行に来ているのに
自国の大気汚染が北海道にまで押し寄せているとは
知らない人も多いのでしょう

私が小学校の時は東京も大気汚染が激しく
毎日、光化学スモッグ注意報
小学生の頃は外でバリバリ遊んでいたので
ぜん息気味でした
しかし光化学スモッグは割と早くから
終わった感じがします

日本とは隣の国で他人ごとではありません
若干国民性は気になりますが
経済大国になった今
早くに環境汚染から脱出してもらいたいものです



2019年7月12日金曜日

本日のCD Soil & Pimp Sessions ♪ Planet Pimp


これも最初から飛ばしてくれます
派手好きな人にどうぞ

dicogs の分類では
Broken Beat, Contemporary Jazz
モダン・ジャズ、アシッド・ジャズ
ラテン、ヒップホップ、パンク、バラード
全てがここにあるような音楽です

わかりやすいっていえば、そうなるかな

I.N.T.R.O.
Hollow
Storm
Fantastic Planet
Go Next!
Darkside
Sea Of Tranquility
The World Is Filled By...
Khamasin
Struggle
ミンガスファンクラブ
Mars
Satsuriku Rejects
Sorrow

Fantastic Planet

Storm

  


2019年7月11日木曜日

本日のCD Soil & Pimp Sessions ♪ Pimp Masater


Soil & Pimp Session を知ったのはNHKの番組で
海外で攻めている日本人のジャズバンドがいる
との特集でした

とにかく煽る、迫力の演奏
ジャズという音楽形態で
刺激とカッコよさを追求した形ですよね
聴いている人を高揚させる力があります

「爆音ジャズ」「デスジャズ」「ラウドジャズ」
とも呼ばれる分野ですね

SOILは「塵、埃、土壌、大地」
PIMPは「伊達男」だが国によっては放送禁止用語らしい

アジテーター:社長
トランペット:タフゾンビ
サックス:元春
ピアノ:丈青
ベース:秋田ゴールドマン
ドラム:みどりん

Pimp Master
No Taboo
Filter
Suffocation
Stinger
Waltz For Goddess
Avalanche
A Wheel Within A Wheel
J.D.F#
Low Life
No Matter
Mo' Better Blues
Wasted Time
Master Of Pimp
閃く刃 (Hirameku Yaiba)


  

2019年7月10日水曜日

本日のCD Crusaders ♪ Life In The Modern World


結成当時のオリジナルメンバーは
ジョー・サンプル(kb) ウェイン・ヘンダーソン(Tb) 
ウィルトン・フェルダー(T.Sax) スティックス・フーパー(Dr)
でラリー・カールトン(G)が準メンバー

1976年にウェイン・ヘンダーソンと、ラリー・カールトンが脱退
ジャズ・クルセイダーズ時代を経てクルセイダーズの後期のアルバム
このあと新生ジャズクルセイダーズ、新生クルセイダーズと続きます

音もメンバーも確立されてきたとは言え
実力あり過ぎの安定感のあります

基本的にフュージョンアルバムですが
ボーカル物もありです

この時代はクロスオーバーという表現だったのかも

bass, synthesizer : Nathan East
drums : John Robinson
guitar : Michael Landau
percussion : Lenny Castro
piano , synthesizer : Joe Sample
sax : Wilton Felder
synthesizer : Larry Williams

vocals : Ivan Lins
vocals : Lamont Dozier
backing vocals : Phil Perry 
guitar : David Williams 
drum programming : John Robinson
trombone : Nils Landgren
trumpet : Eddie Davis
percussion : Paulinho Da Costa

Passion Fruit
Let Me Prove Myself Tonight
A.C. "Alternating Currents"
Destiny
Life In The Modern World
Coulda; Woulda; Shoulda;
D.C.
Samplin'
Some People Just Never Learn
Mulholland Nights


  

かばん屋の相続 池井戸潤


銀行融資を舞台にした短編集

金融は良くわからん業界ですが
へえ、そうなのかと真に受けて面白い

最後の「かばん屋の相続」が一番読み応えありでした
勧善懲悪で救いがあるのが安心

他には、ほろ苦い終わり方の話もありますが・・

(少しネタバレか?)

銀行系の話は結構面白い
お金って量が集まると
普段財布に入っている少額の現金とは
別のものになってしまうんですね

お金を持つ(借りる)には
人間性がモロに出るのが怖いですね

2019年7月9日火曜日

本日のCD Weather Report ♪ Black Market



軽くてコマーシャル過ぎるという人もいるとは
思いますが適度に軽くて特にジャズフュージョンファンでなくとも聞ける
全世界の家に一枚あってもいいんじゃないか?
と思うくらいの名作と思います

次のアルバムの「Heavy Weather」も捨てがたいですが
ウェザー・リポートの7枚目のアルバムであり
ジャコも仮登録のような感じで初参加し楽曲も含め
これまでの集大成のような充実した内容です

bass : Jaco Pastorius
soprano tenor sax, strings : Wayne Shorter
drums : Chester Thompson
percussion : Alejandro Neciosup Acuna
synthesizer , piano, electric piano : Joe Zawinul

Black Market
Cannon Ball
Gibraltar
Elegant People
Three Clowns
Barbary Coast
Herandnu


  


2019年7月8日月曜日

本日のCD Tom Scott ♪ Night Creatures


素晴らしい出来のアルバムですが
おそらくセールス的には地味?なのでしょうか

このアルバムではマルチプレイヤーで様々な楽器をされていますが
売れっ子サックス奏者で、ジョージ・ハリスンとジョニ・ミッチェルのツアー参加。他ポール・マッカートニー、ホイットニー・ヒューストン、バーブラ・ストライサンド、スティーリー・ダン、クインシー・ジョーンズ等と共演し、
ブルース・ブラザーズのオリジナルメンバーでもあります

他にアルバムは持っていないので比較はできないんですが
このアルバムは全体的に適度にポップな味付けの売れ筋フュージョン
手法的にはマーカス的な感じが強いです
サックスの音も含めてデジタル処理がうまい感じがします

でもブルース・ブラザーズを意識してか
Yeah! は伝統的なソウルの組み立て
ここらへん散漫なようなニクイ演出のような・・
せっかくならライブのような掴みで
頭に持ってきても面白かったんじゃないのかな

tenor alto soprano sax, keyboards, bass, strings, horns, flute, electric piano, organ, woodwind : Tom Scott
acoustic Guitar : Robben Ford
backing Vocals : Carmen Twillie, Clydene Jackson, Lani Groves
backing vocals, vocals : Lynne Scott
bass : Larry Kimpel
drums : Johnny Friday
electric Guitar : Jerry Lopez
electronic drums, percussion, keyboards, bass, vibraphone, trumpet, guitar synthesizer : Ron Aston
guitar : Dean Parks, Paul Jackson, Jr.
keyboards, organ – Jim Cox
lead vocals, backing Vocals : JT Taylor, Maysa Leak
tenor sax : Pete Christlieb

Trombone – Slyde Hyde
Trumpet – Chuck Findley
Vocals – Monalisa Young*, Phil Perry (2), Phillip Ingram, Rose Stone, Terry Wood
Vocals [Melody Answers], Clavinet, Keyboards – Tom McMorran


Night Creatures
Don't Get Any Better
Bhop
Anytime, Anyplace
We'll Be Together
Mazin'
Yeah!
Refried
Daybreak


  

本日のCD Dr. Locos Rockin' Jalapeño Band ♪ ¡Puro Party!


ファンク、ロックンロール、ブギ、サルサ、チャチャチャ
色々と変化を遂げますが基本はラテン

発売は「Flying Fish Records」楽しそうな会社名です
メキシコとかかと思ったらシカゴの会社ですね

Dr. Locosとは何者か?
テキサス出身のチカーノ(メキシカン・アメリカン)で
ミュージシャンでありながら
UCLAのラサ・スタディ
(メキシカン・アメリカンの歴史伝統の研究)の教授でもあるとのこと

ゴージャス、ダンサブル、ファンキー
全てがごちゃ混ぜになったアグレッシブな
サウンドは1枚でお腹がいっぱいです

好きな人はたまらんのでしょう
 
英語とスペイン語が混ざってますが
基本スペイン語ですかね

¡Puro Party!
Vamos A Bailar
Pancha's Mix
Linda Lu
Years Off My Life
Esperanza
Gozando Así
Serrano
Wooly Bully
Homeboy's Boogie
Rosamaria
Cuando Vivas

このアルバムではありませんがカッコいい


これもこのアルバムではありませんが
ソウル魂を忘れず、ラテンも見え隠れ