メッセンジャーズのライブレコーディングで1955年11月23日のニューヨークのカフェ・ボヘミアでの演奏です。オリジナルはBlueNote1507番で6曲でしたが、CD再発で3曲の追加されたのがこのCDです。このライブは2枚のアルバムとなって発売されているためvolume1となっています。
ライナーノーツによると、1955~56年ニューヨークの 15BarrowSteet は様々なジャズ・クラブがで熱かった。そのころ、このお店はオーナーJimmyGarofoloの「The Pied Piper」というストリップ・クラブだった。しかし1955年の初めごろにチャーリー・パーカーを含むミュージシャンたちがジャムりはじめ、3月にオープニング・アトラクションを企画していたらパーカーは急死。6月にOscarPettifordが「Bohemia After Dark」という企画でCannonBallAdderleyとビッグバンドをやったのがCafe Bohemiaのスタートでその数か月後マイルスの初期クインテットが演奏している。他のミュージシャンもこのCafe Bohemiaでのライブ録音を発表していることからもジャズファンからも注目のお店だったのか?かなり詳しくこのお店のオープニング経緯が書かれています。
さてこのアルバム、アートブレイキーの演奏にしては飛び散る汗のような派手さはありませんが、聴きやすくて落ち着いて雰囲気と間が楽しめる内容となっています。オープニングはドラムに様々なアイデアが盛り込まれた穏やかなブルース「Soft Winds」でスタートし、「The Theme」「Minor's Holiday」ホレス・シルバーのタイム感の良いピアノやドーハムのトランペットも素晴らしい。盛り上がってきたところで「Alone Together」はドーハムは休憩でモブレーのテナーでしっとりと聴かせます。「Prince Albert」とかのイントロのブレイキーのドラムの最初とか途中のリズムを変えるところとかもアイデアと感性が違います。モブレーも少し遠慮気味の演奏だったのがここらへんで滑らかになってくる感じ。当日の演奏の曲順がこのとおりなのかはわかりませんがライブってこんな感じですよね。良いですねえ。ジャズって楽しいですねえ。
drums : Art Blakey
piano : Horace Silver
tenor sax : Hank Mobley
trumpet : Kenny Dorham
bass : Doug Watkins
Recorded at Cafe Bohemia, NYC、 November 23, 1955.
1. Announcement by Art Blakey
2. Soft Winds
3. The Theme
4. Minor's Holiday
5. Alone Together
6. Prince Albert
2. Soft Winds
3. The Theme
4. Minor's Holiday
5. Alone Together
6. Prince Albert
7. Lady Bird
8. What's New?
9. Deciphering the Message
8. What's New?
9. Deciphering the Message