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2024年12月30日月曜日

憂歌団 ベスト


 1970年に大阪市立工芸高等学校の高校生時代に、木村充揮、内田勘太郎で結成し、1975年に「おそうじオバチャン」でデビュー。日本にブルース・ブームを起こしましたが「おそうじオバチャン」の歌詞は差別的だと放送禁止になります。
 1976年には、Sleepy John Estes の前座とバックバンドを努め。1980年には Muddy Waters とのジョイント、1988年にはシカゴのブルース・フェスティバルに出演と精力的な活動を続けますが、1998年バンドは冬眠します。2012年ドラムの島田和夫氏が自殺。2013年に再結成し同年に〜島田和夫祭り〜を開催しています。また、木村充揮、内田勘太郎の二人は「憂歌兄弟」として活動もしています。


 雑誌で読んだのですが、メジャー契約成立したら契約金が入り、みんな飲んだくれて仕事をしなかったとか。熱烈なファンでは無かったのですが、歌は知っていますし youTube でライブなども楽しく見させていただいておりました。日本語で歌詞がダイレクトに伝わりますし、木村充揮(きむらあつき)のしゃがれた声とタイム感は他にはありませんし、内田勘太郎のラグ・タイムを基本としたブルース・ギターも素晴らしい。私自身がスライドとラグ・タイムを練習していた時には、教則DVDなどでお世話になり、今では相当好きなバンドとなっています。
 ライナー・ノーツを見ていて気付いたのですが、作詞・作曲で 木村秀勝 となっているので、ボーカルの木村さんの兄弟?かと思ったら作詞作曲は「秀勝」バンド活動は「充揮」としていて、意外と細かいとこにこだわってはるようです。また作詞には、沖てる夫氏の名前も、かなり出てきます。1951年愛知県生まれ。フリー紙編集のほか、コピーライター、作詞家、構成作家など、いわゆる書くこと全般を職業とする。作詞については憂歌団の『おそうじオバチャン』『嫌んなった』『10ドルの恋』をはじめ多数の作品がある。鍼灸師でもある。また 尾関真氏は名古屋で尾関真ブラザーズで活動していたブルースマンとのことで、憂歌団はザ関西のイメージですが名古屋方面の方ともかかわりが深いようです。一方スティーリンについては、ザ大阪のブルースマン上田正樹氏とサウス・トゥ・サウスを組んでいたギタリストの有山淳司氏も名を連ねています。ラグ・タイム系の方ですね。石坂まさを氏の方は、藤圭子のデビュー作「新宿の女」の作詞家で本名「澤ノ井龍」だが、気狂い龍二との渾名が付くほどの激しい方だったとのこと。
 歌でギターで人生が語れる、日本のブルースの中心にいる、ほんまもんの和製ブルース・マンですね。ここには週rくされていない「胸が痛い」なんかは私のカラオケの十八番です🎶🎸

vocal , guitar : 木村充揮(秀勝)
guitar : 内田勘太郎
bass : 花岡献治
drums : 島田和夫

1. 嫌んなった (詩 沖てる夫, 曲 憂歌団)
2. おそうじオバチャン (詩 木村秀勝, 曲 憂歌団)
3. 10$の恋 (詩 沖てる夫, 曲 内田勘太郎)
4. 出直しブルース (詩 沖てる夫, 曲 内田勘太郎)
5. 金持ちのオッサン (作詞、作曲 尾関真)
6. 当れ! 宝くじ  (作詞、作曲 木村秀勝)
7. パチンコ~ランラン・ブルース (作詞、作曲 木村秀勝)
8. イコマ《女町エレジー》(作詞、作曲 石坂まさを)
9. ケツに火がついた  (詩 沖てる夫, 曲 内田勘太郎)
10. どてらい女  (詩 沖てる夫, 曲 内田勘太郎)
11. 俺の村では俺も人気者 (作詞、作曲 尾関真)
12. はんか街のはんぱ女 (詩 沖てる夫, 曲 憂歌団)
13. ボクサー (作詞、作曲 木村秀勝)
14. スティーリン (作詞 有山淳司, 内田勘太郎 作曲 Gus Canon)





  

2021年2月6日土曜日

盛り上がります!!「My Way」大会

 夜メシがてら、いつもの音楽好きの集う「おでんバー」で飲んでいて、「今日は何を聴こうか」とジャズの他、私のお勧めの サルサ なんかを聴いていました。酔いもまわってきたところで、久しぶりに「ボーカル物もいいよね」と「My Way」をかけてみました。

まずは本家「Frank Sinatra」

するとマスターが、「これ 聞いてよ」とお勧めの「My Way」で The Three Tenors なる
オーケストラバックに迫力のテノール3人をかけます。客席には本家シナトラもいて、感動の笑顔もうつっています。


それじゃ、これはどうだ?と Elvis Presley で、皆さん、なるほど


そして定番は Sid Vicious です。これはこの店でよく見るエリザベス女王のそっくりさんも写る定番もの。


ここでニナ・ハーゲンはぐっとこらえて、誰かいないのか探すしていると、「藤圭子」を発見します。すると、これがかなりのクオリティで、説得力がある歌声と色気に、この日の一番の盛り上がりで、2回も見てしまいました。

おススメ「藤圭子」

そして、活劇で鍛えた「勝新太郎」バージョンも発見し、何かカッコ良い


さらに検索していると、これは知らなかった「Queen」でしっかりとサウンドはクイーンです。さらに発見は Bohemian Rhapsody の伴奏で「My Way」はいけます。


いやいや、かなりの盛り上がりを見せてきたところで定番の締めくくりは「Nina Hagenですが、これはこの店でのヘビーローテーションではありますが、知らない人が聞くと”ぶったまげる” 秘密兵器です。


他にも「クレイジー・ケン」定番の「布施明」もありましたが「Celine Dion」は不評でした。「David Bowie」はまあまあ

番外編で、歌物ではないですが、上原ひろみの即興演奏です。インタビューの中で「弾いたことが無い」は本当だろうが「知らないはウソだろう」と酔っ払いたちは憤慨しながら、散々批評していましたが、後で見直すと「弾いたことが無い」とは言ってますが「知らないと」は言ってなかったようです。



とにかく盛り上がった「My Way」大会で、他にこんなに盛り上がる曲はあるんだろうか?
お題は募集中!!

後に、Willow Weep for Me 大会もありますが、「My Way」ほどの色々なジャンルの人がやっているわけではないですが、中々面白かったです。